映画『ドリーム』主演の俳優パク・ソジュン、「イ・ビョンホン監督のスタイルを信じて出演を決心」
2023年04月19日

「監督のスタイルを信じた」
18日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のあるカフェで会った俳優パク・ソジュンは、どんな部分に惹かれて映画『ドリーム(原題:드림)』の“ホンデ”役を引き受けることになったのかという質問に、一瞬も悩まずこのように答えた。
『ドリーム』は、『二十歳』(2015)、『エクストリーム・ジョブ』(2019)などを演出したイ・ビョンホン監督の新作で、今月26日に韓国で公開を控えている。サッカー選手出身のホンデと冷めきったプロデューサー、“ソミン”(IU)が、寄せ集めの選手たちとホームレスワールドカップに挑戦する物語を描いた。2010年の実話を基にしている。
パク・ソジュンは、「20代の頃に見た『二十歳』が印象深く、イ監督と作業してみたいという願いができた」と話した。深く考えず、ひとつのシーンをできるだけ面白くしようということに焦点を合わせることが、魅力的だったという。
彼が演じたホンデは、イ監督が前作でもしばしば披露してきた、みすぼらしくコミカルなキャラクターだ。大きな体格とは反対に、行動は実に男らしくない。
キラキラ光る大きな記者の目を指で付いたり、同じチームのメンバーと試合中にランニングの勝負をしたりする。
パク・ソジュンは、「監督に、できるだけ“せこく”見えるように演じてほしいとオーダーされた」と笑った。
彼は、「人生の苦渋をなめたホームレスたちが集まり、国家代表としてワールドカップに出場する夢を見るという温かな話にも、心が惹かれた」と述べた。ホンデを演じながら結果よりは過程を見つめることになったとも付け加えた。
「ホームレスの選手を演じた先輩たちが、試合をしながらあちこちケガをして倒れるのを見ながら、自然と“ファイト”を吹き込むことになった。勝利することより僕たちは、一生懸命生きていて、絶対に成功しなければならないわけではないということにも気づいた。僕もホンデのように成長した」
元プロサッカー選手を演じなければならないため、難しい点も多かった。特に、実際にサッカーをしなければならないシーンが随所にあり、猛練習しなければならなかった。
パク・ソジュンは、「雰囲気を出そうと、できる限りのことをやっただけ」と謙遜したが、CG処理がされてないにも関わらず、映画の中の彼は、プロサッカー選手に匹敵する実力を誇る。爽快なシュートはもちろん、きらびやかなドリブルとトラップ、フリップフラップのような高難度の技術も披露する。
「2010年のホームレスワールドカップの監督として現地に行った方が、フットサルの競技場で直々に僕を指導してくださった。感覚を維持するため、町内の早朝サッカー会にも出た。電話で『今日試合しますか?』と聞いて、やると言えば一日中走ったりした(笑)」
パク・ソジュンにとって、『ドリーム』がより特別な作品になったもう一つの理由は、パンデミック(伝染病の世界的大流行)で撮影が相次ぎ延期され、クランクインから2年で公開されることになったためだ。
休まず映画やドラマを撮っても、公開されるか曖昧で、パク・ソジュンはしばらくスランプに陥ったと告白した。
「好評であれ酷評であれ、反応があってこそ、意欲がわいてくる。4年近く作品が日の目を見ずに溜まっていくと、『これは全部意味があるのか』と思ったりした。ついに公開日が来て観客に会うことになり、それだけで意味深い。公開が終わる前に、多くの方にご覧いただきたいという思いだ」
