BTS、ソロでも不動の人気…HYBEは懸念を払拭して“笑顔”?
2023年05月10日

グループBTS(防弾少年団)が、メンバーの軍入隊により、グループ活動に“休止符”を打ったが、ソロとしても優れた成果を収めている。
所属事務所のHYBEは、一部で懸念されていたBTS不在による実績不振を払拭し、メンバーたちのソロ活動に力を注ぐ一方、新事業発掘にも乗り出す模様だ。
◇ BTS、ソロでも“バンタンはやはりバンタン”
歌謡界によると、昨年のJ-HOPEをはじめ、公式ソロアルバムをリリースしたJIN、RM、JIMIN、SUGAは、ソロでも人気を誇った。
J-HOPEは、K-POP歌手で初めてアメリカの大型音楽フェスティバル「ロラパルーザ(Lollapalooza)」のヘッドライナー(看板出演者)を務めソロステージを飾り、JINはプロモーション活動なしに初週アルバム販売量で約80万枚を記録した。RMは、美術と音楽の融合で好評を博し、ビルボードのアルバムチャート「Billboard 200」の3位まで上った。
JIMINは、K-POPソロ歌手史上初となるビルボード・シングルチャート「HOT100」の1位という新しい歴史を刻んだ。
SUGAはJIMINと同様、「Billboard 200」の2位と共に、発売初週で100万枚のセールスを上げた。彼はBTSで初めて行ったソロワールドツアーを全席ソールドアウト(北米基準)させたりもした。
イギリスの音楽誌NMEは、SUGAのワールドツアーに5点満点を与え、「彼の音楽性を示す機会となった」とし、「これまで見た彼のどのステージとも違った」と絶賛した。
まだ公式ソロアルバムが出ていないJUNG KOOKとVもまた、ソロ活動に乗り出すと見られる。
JUNG KOOKは、パン・シヒョクHYBE議長やスクーター・ブラウンHYBE America代表、有名音楽プロデューサーのアンドリュー・ワットと一緒に撮った写真を公開し、ソロ活動に対する期待を高めた。
彼は昨年、K-POPソロ歌手として初めてサッカー・ワールドカップ(W杯)の公式サウンドトラック(テーマ曲)を歌い、「2022カタールワールドカップ」の開幕式の舞台にも立った。
BTSのメンバーたちは音楽以外にも、「ルイ・ヴィトン」(J-HOPE)、「ヴァレンティノ」(SUGA)、「ディオール」(JIMIN)、「ボッテガ・ヴェネタ」(RM)、「カルバン・クライン」(JUNG KOOK)など、世界的に有名なブランドの広報大使(アンバサダー)やモデルを務めるなど、ファッション界でも頭角を現した。VとRMはテレビのバラエティ番組を通じて、ステージとはまた異なる魅力を見せた。
◇ HYBE、懸念を払拭し第1四半期最高実績を出す
歌謡界と証券界は、メンバーたちのこのようなソロ活動を通して、HYBEがこれまで抱いていた“BTS不在による懸念”を洗い流したという点に注目している。HYBEの売上の中でBTSが占める比重は、昨年基準で60%から65%にのぼった。
サークルチャートのキム・ジヌ首席研究委員の分析によると、J-HOPE、JIN、RM、JIMINのソロアルバムの累積合算販売量は3月現在、400万枚に達し、昨年発売されたBTSの最近のアルバム『Proof』の累積販売量を上回った。
キム研究院は、「BTSは予想していたよりはるかに(ソロとして)善戦している」とし、「韓国のフィジカル盤市場の成長動力は、ボーイズグループ、ガールズグループの順だったが、今はソロ活動でアルバム販売量を増やすのが次の動力になっている」と分析した。
HYBEのパク・ジウォンCEO(最高経営責任者)は去る2日、実績発表コンファレンスコールで、「BTSのメンバーたちのさまざまな活動により、ファンたちとの接点が増えた。ソロ活動を通じて入隊のブランクが感じられないよう最善を尽くす予定だ」と述べた。
HYBEは、年末決済基準の今年の第1四半期の売上と営業利益で、第1四半期史上、歴代最高の実績を出した。そのため証券界は、HYBEの目標株価を一斉に30万ウォン(約3万円)以上に引き上げた。
KB証券のイ・ソンファ研究員は、「BTSの完全体活動がなくても、ソロ活動やグループSEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHER(TXT)などの“キャッシュ・カウ(稼ぎ頭)”の役割を担う主力アーティストたちがグローバルファンダムを拡張させた。また、新人グループNewJeansとLE SSERAFIMも急激に成長した」と指摘。
◇ 2025年のグループ再開に注がれる視線…新事業発掘のスピード
HYBEはこれにとどまらず、BOYNEXTDOORなどの新人グループと新しい技術融合プロジェクト歌手“MIDNATT(ミッドナット)”を次々と輩出し、IP(知的財産権)の拡張と新事業発掘にまい進している。特に、ファンコミュニティプラットフォームWeverseに「Weverse DM」や新規メンバーシップなど、さまざまな有料サービスを導入し、これに期待をかけている。
HYBEは2025年頃、BTSのグループ活動再開を予定している。JIMINがソロ1位の受賞感想で、「BTSをたくさん愛してください」と言うなど、グループに対するメンバーたちの愛情も大きい。
パン・シヒョク議長は3月、「寛勲クラブ」(報道関係者の集まり)の招請討論で投げかけられた関連質問に、「(2025年のグループ活動再開は)浮ついた希望ではなく、積極的に努力している」とし、「これは両者(メンバーと会社)が合意した部分」だと明らかにした。
