『犯罪都市3』主演のマ・ドンソク、「円形脱毛症になるほど神経を使った」
2023年05月11日

「シナリオの作業段階から撮影まで、円形脱毛症になるほど神経を使った。『犯罪都市』シリーズのキャラクターと世界観を作るため、一生を捧げる覚悟でやっている」
今月31日に公開される『犯罪都市3 (原題:범죄도시 3)』の主演俳優マ・ドンソクは9日、ソウル・江南 (カンナム)区 MEGABOX COEX店で開かれた制作報告会で、映画の制作過程を振り返りながら、このように語った。
『犯罪都市』は、マ・ドンソクが主演、制作、企画を担った韓国を代表するアクションシリーズで、パート8まで制作を準備中だ。昨年、公開されたパート2『犯罪都市 THE ROUNDUP』は、1260万人の観客を集め、コロナ禍唯一の「1000万韓国映画」となった。
マ・ドンソクは、「多くの方が愛してくれたぶん、もっと責任感を持って『犯罪都市3』を作ろうと努力した。(観客の) ストレスを一気に解消させるため、強烈なアクションを盛り込んだ」と述べた。
今回の作品で、マ・ドンソクとイ・サンヨン監督が強調した部分は「新しさ」だ。
イ監督は、「パート3の前提条件は、『犯罪都市』の世界観を揺さぶってみようというものだった」とし「“マ・ソクト” (マ・ドンソク)を新しい状況に置き、相棒、ヴィランなど、出演陣やアクション演技も差別化を図った」 と説明した。
まず、怪物刑事マ・ソクトの所属が、ソウル衿川 (クムチョン)警察署から広域犯罪捜査隊に変わった点が目立つ。マ・ソクトと敵対する悪役が、2人になったのも前作と違う。新種麻薬犯罪事件の黒幕である“チュ・ソンチョル” (イ・ジュニョク)と日本のヤクザ “リキ” (青木崇高)だ。
イ・ジュニョクは、「マ・ソクトに会っても動じないシリーズ初の人物」だとし「賢いながらも、暴力的。こんな人が周りにいたら怖いのではと思うほどだ」とキャラクターを紹介。
彼は、『犯罪都市 THE ROUNDUP』が公開される前に、マ・ドンソクから出演オファーを受けたと明かした。マ・ドンソクは、「悪役をあまりしたことがない俳優が、(悪役を担い) 顔、体格、話し方、演技が変えたら、観客は快感を覚えるのではと思った」と、イ・ジュニョクをキャスティングした理由を語った。
イ・ジュニョクは、オファーを快諾。キャラクターになりきるため、体重を20㎏ほど増量し、ボクシングなどアクションの練習に邁進した。
彼は、「ジャングルに身を投げ出すかのように、生活スタイルを変えた」とし、「マ・ソクトと戦う時、(体格の差のゆえに) 不自然に見えてはならないと思ったから」と笑った。
『犯罪都市』シリーズ初の海外悪党リキは、日本の俳優の青木宗高が演じた。
「非常に極悪無道なヤクザ」だとキャラクターを紹介した彼は、「日本刀を利用したアクションに注目してほしい」と呼びかけた。
彼は、『犯罪都市』シリーズのファンを自負しており、「大ヒットした作品に出演することになって、とても光栄だ」と述べた。
それと共に「マ・ドンソクさんが目の前にいるという事実に感動した。現場では、頼りになる兄貴でもあった」とし、「演技する時、彼を相手に殺気を放つのがとても難しかった」と話した。
主演だけでなく、助演陣も大きく変わった。シリーズを代表するシーンスティーラーの“チャン・イス”とマ・ソクトの同僚“チョン・イルマン班長”の代わりに、キム・ミンジェ、チョン・ソクホ、コ・ギュピルなどが新たに加わった。
イ監督は、「完全に新しい人物で、パート3を固めたため、心配になったりもした」とし「一方で、自信もあったが、今も不安ではある」と笑った。
彼がこのようにプレッシャーを感じるのは、『犯罪都市 THE ROUNDUP』が、コロナ禍で類を見ないほどヒットしたうえ、最近の韓国映画界が不振に陥り、ヒット作品を切実に待っているからだ。
イ監督は「パート3を作り、プレッシャーをどう乗り越えなければならないか、悩んだ」としながらも、「今回も楽しく、頑張ろうという気持ちだった」と述べた。
