ブランドになった“犯罪都市”シリーズ…“連続千万”の大記録樹立なるか?

2023年06月07日

マ・ドンソク主演のアクション映画『犯罪都市3(原題:범죄도시 3)』が最近、ものすごいスピードで観客を集め、前編に続き“千万映画”の仲間入りをすると見られる。
“マ・ドンソク印のヒーローもの”という作品自体の力と公開のタイミングなど、作品以外の要素にも支えられ、興行に成功できたという分析が出ている。
6日、映画館入場券・統合ネットワークによると、先月31日に公開された『犯罪都市3』は、公開6日目となる前日までに520万人あまりの観客を動員した。
今年公開された映画の中で2番目に多くの観客を集めた『THE FIRST SLAM DUNK』(約467万人)に、一気に追いついたのはもちろん、最高ヒット作の『すずめの戸締まり』(約551万人)を追い抜くのも時間の問題だ。
映画界は『犯罪都市3』が、累積観客数1000万人以上を達成する可能性が大きいと見ている。前編である『犯罪都市 THE ROUNDUP』より観客が集まるスピードが速く、対抗するほどの競争作もないためだ。
このような予測が現実化すれば、“犯罪都市”シリーズ2本が連続で千万映画の冠を得ることになる。『犯罪都市 THE ROUNDUP』は昨年、1269万人あまりの観客を集め、コロナ禍で唯一の千万韓国映画として記録された。
今のところシリーズ作2本が、観客動員数1000万人を突破したのは、『神と共に 第一章:罪と罰』(2017)、『神と共に 第二章:因と縁』(2018)の“神と共に”シリーズが唯一だ。
このようなヒットは、“犯罪都市”シリーズがメディア市場に大きな波及力を及ぼす、いわゆる“キラーコンテンツ”だということを改めて確認させる。
ある制作会社の関係者は、「映画のチケット価格の上昇とOTTの発達で、観客がより細かく映画を選ぶ時代においてもヒットしているということは、『犯罪都市』が少なくとも普通以上の面白さを与えるという信頼が下敷きになっていることを意味する」とし、「一種のブランドに位置付けられたと見ることができる」と指摘した。
“犯罪都市”シリーズのブランド化には、主人公“マ・ソクト”とこれを演じた主演のマ・ドンソクの力が非常に大きかったと業界関係者たちは、口をそろえた。
映画評論家のユン・ソンウン氏は、「『犯罪都市』の成功要因の70%ほどは、マ・ドンソクにあると思うが、マ・ソクトというキャラクターは、マ・ドンソクでなければこなしにくい人物」と指摘した。さらに「一発で人々を吹き飛ばしそうなビジュアルの俳優は、マ・ドンソク以外にはおらず、途中でクスッと笑えるユーモアを与えるのもマ・ドンソク印ならではだ」としながら、「マ・ソクトはマ・ドンソクが構築したもの」だと述べた。
映画で怪物刑事として描写されるマ・ソクトは、悪党を捕まえるためならば手段を選ばない人物。“殴られて当然”の悪党を素手で倒し、爽快ですっきりとした勧善懲悪を見せる。
ある配給会社の関係者は「簡単にいえば、マ・ソクトは正義のためなら、“すべて叩き壊すキャラクター”」だとし、「『公共の敵』(2002)のヒットから分かるように、韓国の観客は、韓国型のヒーローを渇望してきたし、マ・ドンソクがそれにぴったりのキャラクターを作り出した」と分析した。
『犯罪都市3』が公開された時点が、興行に功を奏したという見方も多い。この映画の正式公開日は先月31日だったが、韓国の連休である27日から29日の3日間に有料試写会を開き、48万2000人あまりの観客を集めた。公開前の観客の口コミが、相乗効果を生んだ。
あるマルチプレックス関係者は、「『犯罪都市3』は、50代や60代だけでなく、10代の観客の比率も高い」と述べた。

前の記事 エンタメ情報一覧へ 次の記事