映画『保護者』出演のキム・ジュンハン、「僕の足りないアクションをチョン・ウソン監督のリアクションで生かした」

2023年08月15日

俳優兼監督のチョン・ウソンが主演と演出を務めた映画『保護者(原題:보호자)』で、俳優のキム・ジュンハンは主人公の“スヒョク”(チョン・ウソン)と敵対するソンジュンを演じた。
暴力組織に身を置いたが殺人罪で10年間監獄生活をし、出所したスヒョクは、娘の存在を知ることになる。“平凡な人生”を送ることにしたが、組織のナンバー2である“ソンジュン”は殺し屋の“ウジン”(キム・ナムギル)と“ジナ”(パク・ユナ)にスヒョクを始末しろと言う。 スヒョクの命を狙うのは、主にウジンとジナだが、いくつかの場面ではソンジュンも暴力に加担する。
幼少時代から憧れてきた大先輩であるチョン・ウソンとのアクション対決は、キム・ジュンハンにとって光栄でありながらも容易でない挑戦だったという。 「僕が力強く出なければならない場面で、少し足りない部分を先輩(チョン・ウソン)が“リアクション”でたくさん生かしてくれたと思う」
『保護者』の公開を翌日に控えた14日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のあるカフェで会ったキム・ジュンハンは、この映画のアクションシーンの撮影をこのように振り返り、笑った。 彼はソンジュンがスヒョクの顔を拳で殴る場面について、「普段から、アクションを撮る際はケガをしないように気を付けているが、今回はわが国の“国宝”のような顔に絶対に傷を付けてはダメだという気持ちだった。いつもは10センチの距離を置いて演技をしているとするなら、今回は12センチ、13センチの距離を取った」と冗談交じりに話したりもした。 また、「先輩が親切にしてくれたのも、僕がとても緊張したことを知っていたからではないかと思う」とし、「負担を感じられる部分に対しても、気楽に臨めるようにしてくれた」と振り返った。
撮影現場でチョン・ウソンは、キム・ジュンハンの相手役であるだけでなく、全体的に演出を引っ張っていく監督でもあった。 キム・ジュンハンは、チョン・ウソンが俳優の立場をよく理解してくれていたとし、「アクションのアイデアをくださった時は、とても心に響いた。現場で生かしやすかったし、楽しく作ることができた」と打ち明けた。
2005年にバンドiziのドラマーとしてデビューしたキム・ジュンハンは、俳優に転向し、さまざまなドラマ作品に出演した。映画出演作としては『王の願い ハングルの始まり』(2019)や『藁にもすがる獣たち』(2020)などがある。
キム・ジュンハンが『保護者』にキャスティングされたのは、『藁にもすがる獣たち』でチョン・ウソンと共演したのがきっかけとなった。当時、キム・ジュンハンに注目したチョン・ウソンが、会食の席で彼に連絡先を尋ねたという。 「『幼い頃から“アイドル”だった方が僕の連絡先を?じゃあ(電話番号を)絶対変えてはダメだ』と思った。そうしているうちにキャスティングの連絡が来て、とてもありがたかった」
『保護者』でソンジュンがスヒョクを始末しようとするのは劣等感のためだ。彼はスヒョクの前で萎縮しないように、わざと誇張された行動をしたりもする。ある意味“弱虫”という単語が似合う。 キム・ジュンハンは「実は貧乏くさいことが好きだ。せこいけど面白い人とか、どこか心が引かれる優しい人がいるかもしれない」とし、「せこさということを僕がお見せできるので、楽しみでもある」と笑いながら述べた。
キム・ジュンハンはスジ(Miss A出身)主演の「アンナ」でも悪役を務めた。彼は「『アンナ』を撮る前に『保護者』を撮影した」とし、「『アンナ』で演じた時は『保護者』の経験が、とても役に立った」と打ち明けた。 彼は「今までは少し重くどっしりとした演技をたくさんやってきたが、これからは温かくて面白い役や、一緒に笑って気楽に楽しめる話もやってみたい」と述べた。
『保護者』の出演をきっかけに、アクションに対する情熱も大きくなった。 9日の『保護者』の試写会でチョン・ウソンを“アクションのプロ”と褒めたたえたキム・ジュンハンは、「先輩がとても長い間努力してきたのが、あのように凝縮された形でもたらされたというのが驚いた」とし、「多くの刺激を受けた」と述べた。 しかし彼はチョン・ウソンのスタイルよりは、キム・ユンソクのスタイルのアクションが自分には似合うと語った。
「キム・ユンソク先輩が『悲しき獣』や『チェイサー』で走る姿が、とてもリアルだと感じる。『そう、人はいつもカッコよく走るだけではない。犯人を追いかけてとても疲れるとあんな動きが出てくるんだな』と思い、多くのインスピレーションを受けた。そんな演技が僕は好きだ」

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