クラシックとミュージカルの境界を切り崩す「オペラ座の怪人」
2023年09月04日

8月から9月の時期が、ミュージカル界では年末に次ぐ“ピークシーズン”と呼ばれている。
最近、ミュージカルを見るための予約戦争が熾烈だという。
「レ・ミゼラブル」、「キャッツ」、「ミス・サイゴン」と並んで世界4大ミュージカルの中のひとつであり、13年ぶりに韓国語公演を行う「オペラ座の怪人」では、クラシックからミュージカルに転身した俳優たちの活躍が目を引く。
顔をマスクで覆い、地下に隠れて暮らす天才音楽家“ファントム”がプリマドンナのクリスティーヌを連れ、自分の隠れ家に向かう。
ファントムは、クリスティーヌに自分の音楽を教える。
ファントムはクリスティーヌを慕うが、彼女は後援者であり恋人のラウルと秘密裏に婚約する。
13年ぶりに韓国語公演で帰ってきた今回のシーズン「オペラ座の怪人」の見どころは、正統クラシック出身の音楽家たちが大勢抜てきされたという点だ。
声楽を専攻した後、“ポッペラ”(オペラ&ポップス)歌手として名を広めたソン・ウネと、クラシックのエシートコースを歩んできたソプラノのソン・ジスは劇中のクリスティーヌのように、デビュー舞台で主役の座を手に入れた。
ソン・ウネは「私が集中できなくて大変な時も、オーケストラの方々、他の俳優の方々、スタッフの方々がみんなで一つの心、一つの志で集中するため、私も集中できた」と明かした。
ソン・ジスも「クラシック音楽をする時は、一寸の誤差もあってはならないため、音により集中して音楽を引っ張っていく点が多いとするなら、ミュージカルは感情中心な点が多いようだ」と述べた。
特にオペラ形式で作った独創曲は、声楽的な発声技術を持つクラシックの専攻者たちの長所を極大化することができる。
ファントム役のキム・ジュテクは「(オペラは古典音楽だから)より深く掘り下げてあり、すでに正解があるので、その正解の中で解決をしなければならない部分が多かったが、ミュージカは本当に自由だ」と明かす。
ミュージカル俳優にとって夢の舞台に挙げられる「オペラ座の怪人」に、クラシック出身の新人たちが加わり、クラシックとミュージカルの境界を切り崩す懸け橋の役割を果たしているという評価だ。
