今年の映画評論家賞の作品賞に『あしたの少女』…『フクロウ』は3冠

2023年09月05日

韓国映画評論家協会は「第43回韓国映画評論家協会賞」の作品賞受賞作に、チョン・ジュリ監督の『あしたの少女』を選定したと明らかにした。
『あしたの少女』は特性化高校の学生がコールセンターで実習生として働きながら経験する物語を扱った作品で、実話が基になっている。昨年、カンヌ国際映画祭の批評家週間の閉幕作に選定され、今年2月に韓国で公開された後、現場実習生問題が再び注目されるなど、社会的反響を起こした。 この映画実習生“ソヒ”役を務めたキム・シウンは新人女優賞の栄誉に輝いた。
監督賞は『ドリームパレス(原題:드림팰리스)』を演出したカ・ソンムン監督に与えられた。労働災害とマンションの売れ残り事態を素材にした作品で、カ監督初の長編映画だ。 女優主演賞と男優主演賞はそれぞれ『ビニールハウス(原題:비닐하우스)』のキム・ソヒョン、『フクロウ(原題:올빼미)』のリュ・ジュンヨルが受賞した。 『フクロウ』は新人監督賞(アン・テジン)と撮影賞(キム・テギョン)も受賞し、3冠に輝いた。 女優助演賞は『ドリームパレス』のイ・ユンジ、男優助演賞は『密輸(原題:밀수)』のキム・ジョンスが受賞。 『密輸』もまた音楽賞(チャン・ギハ)、技術賞(イ・フギョン)まで受賞し3冠を獲得した。
功労映画人賞の受賞者には東亜輸出公社のイ・ウソク会長が選定された。協会は「1960年代から外国映画を輸入し、1970年代以降には韓国映画を製作するなど名実ともに韓国映画の製作会社の生き証人となった」と選定理由を明らかにした。
功労評論家賞は映画評論家のチョン・ジュンヒョンが受賞する。朝鮮日報の論説委員と文化部長を歴任した彼は、青龍映画賞の運営や審査委員として活動したりもした。 国際映画批評家連盟韓国本部賞の韓国映画部門は『秘密の丘(原題:비밀의 언덕)』のイ・ジウン監督に、国外映画部門は『Riceboy Sleeps(原題)』のアンソニー・シム監督にそれぞれ与えられた。
「第43回韓国映画評論家協会賞」の授賞式は21日、ソウル・中(チュン)区の韓国プレスセンターで開かれる。 以下、受賞作および受賞者リスト
▲ 最優秀作品賞 = 『あしたの少女』(チョン・ジュリ監督)
▲ 監督賞 = カ・ソンムン監督(『ドリームパレス』)
▲ 女優主演賞 = キム・ソヒョン(『ビニールハウス』)
▲ 男優主演賞 = リュ・ジュンヨル(『フクロウ』)
▲ 女優助演賞 = イ・ユンジ(『ドリームパレス』)
▲ 男優助演賞 = キム・ジョンス(『密輸』)
▲ 新人監督賞 = アン・テジン(『フクロウ』)
▲ 新人女優賞 = キム・シウン(『あしたの少女』)
▲ 新人男優賞 = ジニョン(『クリスマスキャロル』)
▲ 技術賞 = イ・フギョン(『密輸』)
▲ 脚本賞 = キム・ヒョンジョン(『流れる(原題:흐르다)』)
▲ 撮影賞 = キム・テギョン(『フクロウ』)
▲ 音楽賞 = チャン・ギハ(『密輸』)
▲ 国際映画批評家連盟 韓国本部賞 = 『秘密の丘』(イ・ジウン監督)、『Riceboy Sleeps』(アンソニー・シム監督)
▲ 独立映画支援賞 = 『同じ下着を着るふたりの女』(キム・セイン監督)、『スープとイデオロギー』(ヤン・ヨンヒ監督)
▲ 新人評論賞 = キム・ユンジン(最優秀)、ソン・サンホ(優秀)
▲ 功労映画人賞 = イ・ウソク
▲ 功労評論家賞 = チョン・ジュンホン
▲ 映画評論10選 = 『同じ下着を着るふたりの女』、『あしたの少女』、『ドリームパレス』、『水の中で(原題:물안에서)』、『密輸』、『秘密の丘』、『フクロウ』、『キーリングロマンス(原題:킬링로맨스)』、『希望の要素(原題:희망의 요소)』

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