エリック・ナム、ニューアルバム『House on a Hill』を発売…「人間が持つ悩みを歌で解いた」
2023年09月25日

「“家”とは僕にとってどんな意味だったのだろうか?家を持てば僕たちは幸せになれるだろうか?僕たちは何を成し遂げようとしているのだろう?僕たちが人間としてよく持つこのような悩みを歌で解き明かしてみた」
歌手エリック・ナムは最近、インタビューでニューフルアルバム『House on a Hill』についてこのように紹介した。
今回のアルバムは、タイトル曲「Only for a Moment」をはじめ、「House on a Hill」や「Don't Leave Yet」など計8曲で構成された。
エリック・ナムはニューアルバムの作業過程でイギリスのアーティスト、HONNEやOh WonderやプロデューサーのRabbit、Kevin Garrettとコラボした。
アルバムに登場する“家”は、単純に居住の場所あるいは投資対象にとどまらない。人間を休まず走らせる原動力、目標、または成功そのものと、これによるさまざまな悩みの集約体だ。
エリック・ナムは「(今回のアルバムを作りながら)『僕はいつ一番幸せなのだろうか?』あるいは『どんな状況だと憂うつで虚しいのか?』、または『僕は何のためにこんなに一生懸命生きているのか?』と考えるようになった」と述べた。
それと共に「僕は窓が多くて天井が少し高い家で、愛する家族と和やかに暮らすのが夢だ」と付け加えた。
アルバムは主に明るく温かく、聴きやすい洗練された楽曲で満たされた。タイトル曲「Only for a Moment」は、何の予告もなしに訪れた運命的な愛に出会った瞬間を描写した楽曲だ。
エリック・ナムは「アーティストとしてジャンルを問わず、楽曲の作業の時の雰囲気や、その時々の感情と心情を表現しようとするほうだ」とし、「ポップを基盤にロック、ジャズ、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)、バラードなどを自由に行き来している」と述べた。
タイトル曲と関連して、どんな種類の愛を夢見るのかと尋ねると、「僕はどちらとも好き。偶然出会っても、長い間知り合いで(恋人として)付き合うことになっても、どちらでもいい」と述べた。
もちろん人生史の悩みを溶かしたアルバムであるため、明るい楽曲ばかり盛り込まれているわけではない。『僕がいっそ僕ではなければいい』と詠む「I Wish I Wasn't Me」のような楽曲では、わびしさが濃くにじみ出ている。
エリック・ナムはこれについて、「歌手としてツアーコンサートをすれば大きなやりがいを感じるが、舞台でクレイジーに歌っても、舞台から降りて来ればとても空虚で寂しい時がある」とし、「これを率直に表現してみたかった」と述べた。
彼は2017年以来、今年までツアー規模を着実に増やし、現在は実に約80都市を回る大規模ワールドツアーを控えている。
エリック・ナムは「表では成功して、とても華やかに見えるが、内面はぽっかり空いているのかもしれないというまさにその心情を歌った」と付け加えた。
エリック・ナムはアルバムとインタビューを通じて“内面”と“中身”を強調し続けた。
エリック・ナムは2019年にコンテンツ製作会社「DIVE Studios」を兄弟たちと共同設立し、セルフメンタル健康ケアアプリ「Mindset」を発売したりもした。
彼はこのような活動を高く評価され、最近アメリカの時事週刊誌「TIME」が、よりよい社会を作るために自身の分野外で努力した人たちを選定する「第2回TIMEインパクト・アワード」を受賞した。
エリック・ナムは「すべての人が不安、憂うつ、寂しさなどさまざまな精神的困難があるだろう。僕もやはりとてもつらかった時期があった」とし、「友人または周りの人にメンタル的な健康に関する問題を話しながら、これらは、恐れたり恥ずかしがったりすることではないと思った」と述べた。
さらに「僕たちが体の健康を扱うのと同じように、精神的な健康に気を使わなければならないと思う」とし、「価値や目標を自分の中で見出すことが重要。周りの人と比較するよりは、過程で幸せを見つけ、自ら満足しなければならない」と強調した。
エリック・ナムは2013年に「Heaven's Door」でデビューして以来、今年で10年を迎えた。
彼はその感想として、「歌手という活動ができるように助けてくださりとても感謝する」と、ファンと知人たちに感謝を表した。
「いつも最善を尽くす、そして心に響く歌手になるよう努力し続ける」
