映画『ソウルの春』、観客動員数500万人突破の次は“千万映画”?…人気の秘訣は“MZ世代”
2023年12月06日

映画『ソウルの春(原題:서울의 봄)』が公開2週目で観客500万人を突破し、“千万観客”に挑戦状を突きつけた。
ずっしりとしたテーマにもかかわらず、各種文化現象まで作り出し、低迷した韓国の劇場街に活気を吹き込んでいるが、人気の秘訣は何だろうか。
12・12軍事クーデター当時の一触即発の9時間を描いた『ソウルの春』は、公開2週目に観客500万人を突破した。
141分のランニングタイムの間ずっと緊迫感あふれる演出力に俳優たちの堅実な演技力も加わり、実観覧評は99点となり、年代を問わず好評を博している。公開以来、ボックスオフィスの圧倒的な1位を守り続けている。
40代の観客は「鬱憤を吐きながら見る。今もちょっと感情が込み上げてくる。表で知っていた話を、心の中で映画を通じて見た」、60代の観客は「私が軍にいた時、こういうことを経験したので、もっと胸に響いた」とそれぞれ感想を寄せた。
全体の観客の半分以上は2030、MZ世代(ミレニアル世代とZ世代、1980~2000年代生まれ)が興行を主導している。
公開直後から映画を見ながら高まった心拍数を測定してソーシャルメディアに認証する“心拍数チャレンジ”が登場した。
20代の観客は「心拍数を確認してみようと思う。私も劇場に行って、とても腹が立ってずっと涙だけ流していた。化粧も全部落ちた」とコメントした。
ここにYouTubeや本で実際の歴史的事実を探したり、2度3度映画を再び見たりする、いわゆる“N次観覧”が多いのも特徴的だ。
映画評論家のユン・ソンウン氏は、「政治スリラーとして最初に観覧し、その次に『歴史に対してもう少し知りたい』という好奇心を刺激する映画になった。(現代史の)勉強もしながら、またこの映画を見ることになる」と解説した。
今夏の『犯罪都市 NO WAY OUT』以来、久しぶりに千万観客に向かって疾走中の『ソウルの春』は、新しい文化現象を主導し、新型コロナウイルス感染症やチケット価格の引き上げなどで低迷する劇場街に活気をもたらしている。
