小市民の振り込め詐欺組織掃討作戦を描いた映画『市民ドクヒ』主演のラ・ミラン、「痛快さを与えるだろう」

2023年12月08日

「実話を基にした映画だという話を聞いて台本を読んだ。『本当にこんなふうにやったと?』と思い、驚いた」
パク・ヨンジュ監督の映画『市民ドクヒ(原題:시민덕희)』の主演俳優ラ・ミランは7日、広津(クァンジン)区ロッテシネマ建大入口(コンデイック)で開かれた製作報告会で、シナリオを初めて読んだ当時を振り返りながらこのように述べた。
来月韓国で公開される『市民ドクヒ』は、電話金融詐欺(振り込め詐欺)に遭った平凡な小市民ドクヒ(ラ・ミラン)が失ってしまった金を取り返すため中国・青島(チンタオ)に行くことになりながら巻き起こる話だ。ドクヒから金をだまし取った詐欺犯ジェミン(コンミョン)がまた電話をかけてきたのが糸口になる。
パク監督は2015年に発生した実話からインスピレーションを受けて作品を構想することになった。
彼女は「特別な能力を備えた人ではなく、平凡な市民が英雄になる実話からすごい力を感じた」としながら、「(詐欺に遭ったのは)被害者たちの過ちではないと心を込めて励ましたい気持ちもあった」と説明した。
ラ・ミランもまた「この話を映画で見ると痛快だと思った」とし、「私は誰よりも平凡な人なので、役柄をよく表現できるとも思った」と述べた。
さらに「これまで母親役をたくさんやってきたが、(キャラクターが)こんなふうに経済的に窮地に追い込まれたことはなかった」とし、「それで母親というポジションがさらに手に負えなくなり、大変に感じられた」と打ち明けた。
ドクヒの振り込め詐欺組織掃討作戦には、多くの“同僚”たちが投入される。
ドクヒと同じ洗濯工場で働くボンリム(ヨム・ヘラン)、彼女の妹で、中国でタクシー運転士として働くエリム(アン・ウンジン)、アイドル「ホームマスター」出身のスクジャ(チャン・ユンジュ)など。
ヨム・ヘランは劇中、中国語や延辺(ヨンピョン)の方言を駆使しなければならず、教科書を広げて基礎から勉強したという。撮影現場でも隅で練習を続けた。
彼女は「私を見て“第二のラ・ミラン”という話をしたりするが、今回の作品をやりながら越えられない壁のようなものを感じた」とし、「ラ・ミランはベテラン女性俳優の象徴であり、時代のアイコンだ」と強調した。
ラ・ミランとドラマで共演したアン・ウンジンは「映画を撮影しながら先輩のリーダーシップをよく知ることができた。おかげでドラマもうまく撮れた」と振り返った。
アン・ウンジンは昨年公開されたアン・テジン監督の『フクロウ(原題:올빼미)』でソヨン(昭媛)チョ氏役でスクリーンデビューしたが、撮影時期は『市民ドクヒ』が先だった。『市民ドクヒ』が、アン・ウンジンにとっては初の映画というわけだ。
彼女は「最近(内部)試写会を通じて映画を見たが、初々しい新人時代の顔が盛り込まれていた」としながら、「初めての映画なのでとても緊張して、お姉さんたちに助けを求めたら、チャン・ユンジュお姉さんが家に来て1対1のレッスンをしてくれた」と笑った。

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