映画『デッドマン』主演のチョ・ジヌン、「緻密な脚本」
2024年01月22日

「普段、ポン・ジュノ監督が、脚本の具体的な方向やキャスティングなどに関してアドバイスをたくさんしてくださる。『デッドマン(原題:데드맨)』を見て、『この作品は作れそうだ』と言い、力をくださった」
映画『デッドマン』を演出したハ・ジュンウォン監督は最近、城東(ソンドン)区のメガボックス聖水(ソンス)で開かれた製作報告会で、ポン監督にシナリオを見せた当時を振り返りながらこのように述べた。ポン監督の映画『グエムル-漢江の怪物-』(2006)を共同執筆した彼は、『デッドマン』で監督デビューした。
来月7日に韓国で公開される『デッドマン』は、1千億ウォンの横領の濡れ衣を着せられ、死んだ人間として生きていくことになった男マンジェ(チョ・ジヌン)が、奪われた人生を取り戻すために追跡に乗り出す話で、いわゆる“名前だけの社長”を素材にした。
ハ監督は「人は皆、名前を持って生まれ、それに対する責任を負って生きていくのではないか」とし、「ところがある人は、他の人に自分の過ちを押し付ける。監督と作家として社会的責任意識を感じた」と述べた。
彼は『デッドマン』のシナリオを描くために危険を冒して、名ばかりの社長たちの世界を5年にわたり取材した。緻密な脚本は、主演俳優たちの心もとりこにした。
チョ・ジヌンは「監督が設計した話に、緻密さがそのまま溶け込んでいた」としながら、「かなり魅力的な脚本だった」と強調した。
彼は自身が演じたマンジェについて、「なんでも売る、名前まで売った男」と紹介しながら、「その都度感じる恐怖感など、さまざまな感情をテンポよく出そうとした」と説明した。
キム・ヒエは生まれつきの知略で政界を牛耳る最高のコンサルタント、シム女史役をこなした。マンジェの濡れ衣を晴らして、再び世の中の外に引きずり出そうとする人物だ。
ハ監督は、キム・ヒエをキャスティングするため、シム女史が登場する部分のシナリオを最初から書き直した。
キム・ヒエは「これまで見たことも聞いたこともないキャラクターだった。とても魅力的で女優なら誰でも欲が出るほどの役柄だ」としながら、「自分の利益のためにマンジェを引き入れるが、悪党になるか、マンジェの心強い“後ろ盾”になるのか期待してほしい」と笑った。
彼女もやはり「脚本には、専門家が調査したような正確な話がたくさん出てきて、ドキュメンタリーを見るような感じだった。その一方でドラマチックな話だった」と自信を示した。
映画『手紙と線路と小さな奇跡』(2021)で、ジュンギョン(パク・ジョンミン)の姉ボギョン役で知名度を上げたイ・スギョンは、父親の復讐のためにマンジェを追うヒジュを演じた。
イ・スギョンは「ヒジュはとても執拗で熱い女性」とし、「目標だけに向かって走っていたヒジュがマンジェに会った後、性格に変化が生じるのは興味深い部分だ」と述べた。
ハ監督は、3人の俳優の演技アンサンブルを見るのが見どころのひとつだと強調した。
彼は「この話がひとつの調和したオーケストラだとするなら、マンジェは感情の振幅を最大に導く楽器であり、シム女史が指揮者だ」としながら、「ヒジュは客観的に彼らを眺めることができる聴衆だ」と紹介した。
旧正月の連休直前に公開される『デッドマン』は、ユン・ヨジョンとユ・ヘジン主演の『ドッグデイズ(原題:도그데이즈)』、ナ・ムニとキム・ヨンオク主演の『遠足(原題:소풍)』、ハリウッドアクション映画『ARGYLLE/アーガイル』などと競う。
