セリーヌ・ソング監督の『パスト ライブス/再会』、アカデミー賞の作品賞と脚本賞にノミネート
2024年01月25日

韓国系カナダ人のセリーヌ・ソング監督が映画『パスト ライブス/再会』で、映画界最高の権威を誇るアメリカ・アカデミー賞の作品賞と脚本賞にノミネートされた。
アメリカの映画芸術科学アカデミーは現地時間23日、第96回アカデミー賞作品賞の候補に『パスト ライブス/再会』を、脚本賞の候補に同作の脚本を書いたセリーヌ・ソング監督を指名した。
韓国系または韓国人監督の映画が、オスカーの作品賞の最終候補に挙がるのは、ポン・ジュノ監督の2020年の映画『パラサイト 半地下の家族』、韓国系アメリカ人のリー・アイザック・チョン監督の2021年の映画『ミナリ』以来、3作目となる。
この映画は、韓国で幼い頃を共に過ごした2人の男女が、20年以上ぶりにアメリカ・ニューヨークで再会する物語で、すれ違う運命の中、人生と縁の意味を見つめる過程が描かれた。
セリーヌ・ソング監督が、自身の話を元に自ら脚本を執筆し演出した映画監督デビュー作だ。
映画の大部分が韓国で撮影され、ほとんどのセリフが韓国語で構成されている。
ソング監督は、ハン・ソッキュ、チェ・ミンシク主演の『ナンバー・スリー No.3』などの映画を演出したソン・ヌンハン監督の娘だ。
『パスト ライブス/再会』は、今回のアカデミー授賞式で作品賞を巡り、『オッペンハイマー』、『バービー』、『American Fiction』、『落下の解剖学』、『マエストロ: その音楽と愛と』、『The Holdovers』、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、『哀れなるものたち』、『The Zone of Interest』など9本と競う。
韓国系アメリカ人俳優グレタ・リーが、12歳でカナダに移住する主人公“ナヨン”を、韓国俳優ユ・テオが初恋の相手で彼女に会いに行く“ヘソン”役を熱演した。
この映画は昨年1月、サンダンス映画祭で初上映され、アメリカの映画界で話題を集めた後、2月にベルリン国際映画祭のコンペティション部門に招待された。
今月7日に開かれたゴールデングローブ授賞式では、映画ドラマ部門の作品賞、監督賞、脚本賞、非英語圏映画賞、主演女優賞など5部門にノミネートされた。
イギリスのアカデミー授賞式では、主演男優賞をはじめ、外国語映画賞、オリジナル脚本賞など3部門の候補に挙がっている。
この他、アメリカの独立映画・ドラマ授賞式のゴッサム・インディペンデント映画賞の作品賞、全米批評家協会(NSFC)の作品賞を受賞するなど、アメリカの各種映画祭で次々と受賞した。
映画評価サイトRotten Tomatoesで批評家が付けた平均スコアは現在、96%(100%満点)となっている。
脱北過程を描いたドキュメンタリー『ビヨンド・ユートピア 脱北』も昨年12月、アカデミーの長編ドキュメンタリー部門の予備候補に挙がり関心を集めたが、同日発表された最終候補には入らなかった。
