映画『破墓』、ベトナムで韓国映画の最高ヒット作に…「先祖崇拝や迷信などなじみがある」
2024年04月03日

最近、“千万映画”の仲間入りをしたチャン・ジェヒョン監督のオカルトもの『破墓(原題:파묘)』がベトナムで最もヒットした韓国作品になった。
配給会社のSHOWBOXによると、『破墓』はベトナムで公開17日目となる先月21日までに223万人あまりを動員した。
ベトナムで公開された韓国映画としては歴代最多の観客数で、215万人あまりを記録した既存の1位作品『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』を抜いた。
先月15日にベトナムで劇場公開された『破墓』は、公開日1日だけで66万ドル(約9億ウォン、約1億90万円)の売上を収め、韓国映画最大のオープニングスコアを記録した。初週末の売上も歴代最も多い302万ドル(約40億ウォン、約4億4,800万円)だった。
『破墓』はインドネシアでも韓国映画では最も多い230万人あまりを集め、興行疾走を続けている。
SHOWBOXの関係者は、「『破墓』がアジア圏の観客たちから既存の“ジャンプスケア”(突然驚かせること)ホラーから抜け出した深みのある作品だと評価されている」とし、「主演俳優であるキム・ゴウンとイ・ドヒョンがアジアで大きな人気を集めていることもヒットの要員のひとつだと述べた。
『破墓』は巨額を受け取り怪しい墓を移すことになった風水師と葬儀師、シャーマンに起こる奇異な出来事を描いた作品だ。
風水地理と巫俗信仰など韓国的な素材が使用されたが、このようなシャーマニズムはまた別のアジア文化圏の観客にもなじみ深いという見方も出ている。
ある配給会社の関係者は、「ベトナムにも先祖崇拝思想が存在し、『破墓』の素材に観客たちが深く共感できたようだ」とし、「インドネシアもやはり特有の信仰と慣習のために超自然的な迷信を身近に感じる」と述べた。
『破墓』に出てくるキャラクターやストーリーがアジアの観客の情緒によく合致したという分析も出ている。
映画評論家のチョン・チャンイル氏は、「ベトナムでは家族映画が人気だが、『破墓』に出てくるチェ・ミンシク、ユ・ヘジン、キム・ゴウン、イ・ドヒョンのキャラクター構成が類似家族としてアプローチする」とし、「オカルトではあるが完全に恐怖に偏らず、コメディー要素もある」と分析した。
