映画『犯罪都市4』のホ・ミョンヘン監督、「キャラクターに溶け込んだアクションに期待してほしい」

2024年04月24日

24日に韓国で公開されるマ・ドンソク主演の映画『犯罪都市4(原題:범죄도시 4)』を演出したホ・ミョンヘン監督は、アクション演出に特化した武術監督出身だ。
武術監督として参加した映画は、『犯罪都市』シリーズ1から3をはじめ、大型作品の『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)、『毒戦 BELIEVER』(2018)、『エクストリーム・ジョブ』(2019)、『ザ・バッド・ガイズ』(2019)、『スタートアップ!』(2019)、『白頭山大噴火』(2019)、『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2020)、『ハント』(2022)などがある。韓国を代表する武術監督という修飾語が付く理由だ。
ホ監督は、マ・ドンソク主演のNetflix映画『バッドランド・ハンターズ』(2024)で演出監督としてデビューした。『犯罪都市4』は、彼の2作目となる演出作だ。
「武術監督をしていた時、私が参加した映画が3~4本同時に劇場で公開されたことがあった。今回は、私の映画1本だけが公開されると思うと感慨が深い」
23日、ソウル・三清(サムチョン)洞のあるカフェで会ったホ監督は、『犯罪都市4』の公開を翌日に控えた感想を問われ、このように答えて笑った。
ホ監督は武術監督として参加した『犯罪都市』のシリーズ1から3では、与えられたキャラクターに合うようにアクションを設計したが、自身がメガホンを取った『犯罪都市4』では、キャラクターとアクションを共に構築した。 彼は、「そのぶん作業がスムーズになったので、アクションをキャラクターの中に溶け込ませることができた」と述べた。
『犯罪都市』シリーズにおいて、マ・ドンソクが演じる怪力の刑事マ・ソクトと同じくらい重要なキャラクターが、彼と正面対決を繰り広げる悪党だ。観客が最後の勝利者はマ・ソクトだということを知っているだけに、悪党が強烈で悪辣であってこそ、緊張感を保つことができる。 ホ監督も『犯罪都市4』の悪党ペク・チャンギ(キム・ムヨル)のキャラクターを構築するうえで格別な努力を傾けた。
彼はペク・チャンギについて、「完全にノワール的な重い感じで撮りたかった」とし、「冷静でありながら自分だけの戦いの技術を持ったキャラクターとして設定することで、前編の悪党たちと差別化を図った。このようなペク・チャンギをマ・ソクトが倒す最後のアクションシーンが、映画のハイライトだ」と述べた。 ホ監督はペク・チャンギを演じたキム・ムヨルについては、「アクション演技に長けている俳優は多いが、キム・ムヨルさんは多芸多才という点で特別だ」とし、「撮影する時、NGも出さなかった」と高く評価した。
『犯罪都市』シリーズの主演だけでなく、企画から脚本、製作まで主導してきたマ・ドンソクから、ホ監督が『犯罪都市4』の演出をオファーされたのは、『バッドランド・ハンターズ』の撮影をしている時だったという。 「『犯罪都市 NO WAY OUT』を撮影してすぐに『犯罪都市4』の撮影に入らなければならないので、(シリーズ3を演出した)イ・サンヨン監督が時間の都合上、シリーズ4をできない状況だった。(演出のオファーは)驚いたが、私の立場としてはとてもうれしかった」
ホ監督とマ・ドンソクの縁は、オムニバス映画『人類滅亡計画書』(2012)の撮影の時にさかのぼる。この作品に含まれた3本の中・短編のひとつである「素晴らしい新世界」でホ監督は武術監督として、マ・ドンソクは俳優として共に作業した。 「ドンソクさんはかなり努力するタイプだ。今、(『犯罪都市』シリーズなどで)実現していることを若い頃から絶えず話していた」
ホ監督は2月に『犯罪都市4』で「第74回ベルリン国際映画祭」に招待され、帰国した時のことを振り返りながらあるエピソードを明かした。 「ドンソクさんと仁川(インチョン)空港で別れた。お互いクタクタだったが、別れてから1時間も経たないうちにドンソクさんから長文のメッセージが来た。(これから作る作品に関して)“こういうバージョンがあるが、僕たちはこうしたほうがいい”という内容だった。その勤勉さに呆れた笑いが出るほどだった。ドンソクさんは“こんな話が面白いのではないか”と、いつも考えながら生きている」
ベルリン国際映画祭では、『犯罪都市4』に対して予想してなかった前向きな反応をもらい驚いたという。 「みんな私たちの映画を楽しんでくれていた。言語の壁があるため『犯罪都市4』のギャグを理解してもらえるか心配だったが、あちこちで笑いがあふれると『やはり笑いとは言葉を超えるんだな、感じることなんだな』と思った」
演出の道に入ったホ監督は、ロールモデルに『アシュラ』(2016)や『ソウルの春(原題:서울의 봄)』(2023)を手がけたキム・ソンス監督を挙げた。 「私はノワールが好き。『アシュラ』のような映画を撮ってみたいと思ったことがある。キム・ソンス監督は私に映画的インスピレーションをたくさんくださった方だ」

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