映画『ワンダーランド』出演のスジ、「演技は楽しいと悟らせてくれた作品」

2024年06月05日

「『ワンダーランド(原題:원더랜드)』を撮影しながら、演技は面白いと思った。私が楽しめる分野だということを初めて感じた」
キム・テヨン監督の映画『ワンダーランド』の主演俳優スジ(Miss A出身)は4日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のあるカフェで行われたインタビューで、作品を終えた感想をこのように述べた。
5日に韓国で公開されたこの映画は、死者を人工知能(AI)で復元する映像通話サービス「ワンダーランド」を通じて、愛する人たちと再会することになるさまざまな人々を描いた作品だ。 スジは、「別れに耐える各自の方式を扱った話」と、この映画を紹介した。 彼女は、『ワンダーランド』で意識を失ったまま病院に横になっているボーイフレンド“テジュ”(パク・ボゴム)を、仮想世界の中のAIで復元する航空会社の乗務員“ジョンイン”役を務めた。ジョンインは、ビデオ通話でテジュと時間を過ごしながら、恋しさを慰めるが、奇跡的に目覚めた実際のテジュがAIのテジュとはまったく異なるのを目の当たりにし、混乱する。 スジは、「まだ死んでいないテジュをAIで生かすジョンインは利己的に見えるかもしれない」としながらも、「しかし私は、ジョンインの選択を理解しようとして、もどかしい気持ちにもなった」と振り返った。 続けて、「私もやはり、もしワンダーランドが実際にあれば、ひとまずやってみると思う」とし、「そうするうちに結局、自ら別れを受け入れ、耐えられる時間も来ると信じる」と強調した。
この数年間、百想芸術大賞の授賞式のMCとして舞台に立ったスジとパク・ボゴムは、この映画で初めて演技の呼吸を合わせた。 2人は、シナリオに出ていないジョンインとテジュの描写を想像しながら、役に没頭したという。キム監督は、2人のアイデアを映画に反映したり、彼らがからかいあう姿をカメラに収めたりもした。
スジは、「キム監督の『レイトオータム』が本当に好きだったが、実際に会ってみた監督はコミュニケーションを重要視する温かい方だった」とし、「そんな温かさが映画にもうまく盛り込まれると思った」と述べた。 彼女はまた、「俳優が映画を作っていく作業は初めてだった」としながら、「だからこの作品に対する愛情が(他の作品に比べて)大きいような気もする」と述べた。 「もともとは台本にとても忠実に作業をしてきたが、『ワンダーランド』を撮影しながら、シナリオの空白を埋める形でも、キャラクターを理解することができるということを知った。そのため撮影すること自体が本当に面白かった。実際に私はジョンインになったようで、どうやってこの人物を表現するかも悩まなかった」
この映画には、スジやパク・ボゴムの他にも、キム監督の妻である中国俳優のタン・ウェイやチョン・ユミ、チェ・ウシク、コン・ユなどそうそうたる俳優たちが出演する。スジはパク・ボゴムとペアを組んで一つのエピソードを引っ張っていくため、他の俳優とは接点がなかったが、彼らの演技を見ながら学んだ点が多いと述べた。 彼女は、「この俳優たちと一つの映画に収められていることがまだ信じられず、光栄だ」としながら、「文章だけで見たシナリオが、この方々の演技で表現されるのを見ながらたくさん学んだ」と振り返った。
ガールズグループMiss Aとしてデビューし、2011年から俳優として活動したスジは、この数年間でさまざまな作品に出演し、キャラクター変身を繰り返している。 初々しい大学生の演技で“国民の初恋”というニックネームを得た映画『建築学概論』(2012)の時とはまったく違う姿だ。
スジは、「“国民の初恋”のイメージをあえて破りたくはないが、やってみたことのない新しい姿を見せられるキャラクターをやりたい」と述べた。 「何より、真心のある俳優になりたい。私の演技でその人物を生かしたい。この部分は、少しずつでも成長していると思う。ずっとこうやってコツコツとやっていけば、ある瞬間大きく成長する時が来ると信じている」

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