映画『ヒドゥンフェイス』主演のソン・スンホン、「婚約者の後輩と一線を越える愛と欲望を演じた」

2024年10月23日

「この人物に憐れみを感じた。堂々と自分の欲望を見せるキャラクターではなく、もっと難しく感じられたりもしたからだ」
映画『ヒドゥンフェイス(原題:히든페이스)』の主演俳優ソン・スンホンは22日、ソウル・ロッテシネマ建大入口(コンデイプグ)で開かれた制作報告会で、自分が務めた配役を紹介しながら、このように述べた。
来月20日に公開される『ヒドゥンフェイス』は、『恋の罠』(2006)、『春香秘伝 The Servant』(2010)、『情愛中毒』(2014)などの、作品性があるエロティシズム映画を披露したキム・デウ監督の新作だ。
ソン・スンホンは同作品で、行方不明になった婚約者スヨン(チョ・ヨジョン)の行方を追っていたところ、スヨンの後輩ミジュ(パク・ジヒョン)に出会い、欲望に目覚めることになるソンジン役を務めた。消えたと思っていたスヨンが、家の中の密室に閉じ込められたままソンジンとミジュの素顔を目撃する姿を見せながら、スリラーの感覚を生かした。
ソン・スンホンは、「婚約者の後輩と一線を越える恋をすることになるが、実は婚約者が一番近いところで私の好ましくない行為を見守っている」と説明した。
続けて、「貧しい家庭出身のソンジンは、オーケストラの代表指揮者になった後、欲望を表現しないように努力する人物だ」とし、「しかし、ミジュに出会うことになり、隠しておいた欲望と本能が現れる。ギャップのあるキャラクターだ」と述べた。
チョ・ヨジョンは、スヨンをソンジンとは正反対の人物だと紹介した。
彼女は、「スヨンは、人間と状況自体に対する所有欲がとても強い」としながら、「そんなスヨンが、身動きが取れず密室に閉じ込められ、目の前でとんでもないことが繰り広げられる」と笑った。
それと共に、「シナリオを見た時から覚悟はしていたが、(そんな環境で)演技をするのが大変だった」とし、「周りのすべてを叩いて、絶えず大声で叫ばなければならなかった」と振り返った。
チョ・ヨジョンは、ソン・スンホンと10年前に『情愛中毒』で夫婦役として共演したことがある。ソン・スンホンはこの作品でも、妻を置いて他の女性と恋に落ちる人物を演じた。
ソン・スンホンはこれに対して、「いつも申し訳ない気持ちだ。その時は夫婦だったが、愛のない結婚だった」とほほ笑んだ。
彼は、「監督が、今まで私がどんな作品でも見せたことのない言葉遣いと表情、まなざしを引き出したかったようで、『情愛中毒』の時より難しかった」と振り返った。
チョ・ヨジョンは『春香秘伝 The Servant』から『情愛中毒』、『ヒドゥンフェイス』まで、キム監督の作品で続けて主演を務めた。
「監督のキャラクターは、見たことのないような地点を引き出す部分がある」と感じるという彼女は、「スヨンもやはりナルシストでエゴイストだが、善人なのか悪人なのか見分けがつかない。こんなキャラクターもいるんだなと毎回、学んでいた」と強調した。
キム監督はソン・スンホンとチョ・ヨジョンと再び作業した理由を尋ねられると、「いつも謙遜で、役者として自分の本分を忘れておらず、そのうえガッツもある。貧弱ではない俳優たちだからだ」とし、「2人と一緒ならば、難しい課題を解決していけると思った」と答えた。
『ヒドゥンフェイス』は、2011年に公開されたアンドレス・バイス監督の同名映画を原作とした。
キム監督は、「原作を見て、私の色彩で作り直してみたいと思った」とし、「(前作とは違い)今回は、笑いを抜いて真剣な内的な話をしてみたかった」と明らかにした。
彼は「サウンドに気を使った。小さな画面や縮小されたオーディオ装備で見るより、巨大なサウンドの中で視覚的衝撃を受ければ幸せだと思う」と強調した。

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