映画『アマゾン活命水』、設定が新鮮なコメディー映画

2024年10月24日

イ・ビョンホン監督が演出した『エクストリーム・ジョブ』(2019)は、1,600万人を超える観客を動員し、歴代興行2位に上がったコメディー映画の神話だ。

刑事たちが麻薬密売組織を一掃するため、偽のフライドチキン店を開業するという設定は、一見すると突拍子もないように感じるが、隙のないストーリーテリングで観客を作品の世界観に引き込んだ。

ここに俳優たちのコミカルな演技とスムーズな展開が加わり、観客たちは思いきり笑い、気分よく劇場を後にすることができた。

キム・チャンジュ監督の新作『アマゾン活命水』は、『エクストリーム・ジョブ』の香りを強く帯びている。『エクストリーム・ジョブ』の脚本を手がけたペ・セヨン作家がシナリオを、リュ・スンリョンとジン・ソンギュが主演を担い、3人が再集結したからだ。

元韓国代表のアーチェリー選手が、アマゾンの戦士たちを訓練し、世界選手権に出場するというストーリーは唐突ながらも新鮮だ。

物語は、元アーチェリーメダリストの会社員“ジン・ボン”(リュ・スンリョン)が、出張でアマゾンを訪れるシーンから始まる。

物産会社で万年課長の彼は、アマゾン近郊にある小さな国“ブレドール”でアーチェリー監督となり、現地人を世界選手権に出場させるよう指示を受ける。メダルさえ取らせてくれれば、ブレドール政府が彼の会社に金鉱開発権を与え、会社はリストラの最有力候補であるジン・ボンを昇進させるという約束だ。

ジン・ボンはジャングルで会った先住民3人を選手に抜擢し、彼らをソウルに連れてくる。韓国系ブレドール人の通訳“パンシク”(チン・ソンギュ)が、これに同行する。

コメディーは、彼らの出会いとソウルでの生活を描いた前半部に集まっている。ユニークなセリフとスラップスティック、表情演技が混じり合いながら、笑いを与える。

後半に入ると、映画のジャンルはコメディーからスポーツ・ヒューマンドラマになっていく。

選手たちがジン・ボンのためにアルバイトをしてお金を稼ぎ、アマゾンの村を守ろうと必死に競技に取り組む姿を見せるからだ。

キム・チャンジュ監督は今月22日の試写会後に開かれた記者懇談会で、「この作品は、ドキュメンタリー“アマゾンの涙”がきっかけで始めた。文化的な差を面白く表現しようとした」とし「エンディングにヒューマニズムを盛り込んだため、序盤に笑いの要素を作ろうとした」と説明した。

『アマゾン活命水』は今月30日に韓国で公開され、上映時間は113分、12歳以上の観覧可だ。

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