映画『戦と乱』主演のカン・ドンウォン、「剣術は誰よりも訓練していると思う」

2024年10月24日

Netflix映画『戦と乱』は、俳優カン・ドンウォンが得意とする剣術アクションが際立つ作品だ。

『デュエリスト』(2005)や『群盗』(2014)で剣士役を担い、観客を魅了した彼は、韓国で最も剣術アクションが得意な俳優に挙げられる。長い手足を使って、俊敏に剣を振り回す姿は見事だ。

今回の作品では、乱れた髪で刀を持って馬に乗ったり、2人と同時に対決したりするなど、これまで見られなかったシーンを見ることができる。カン・ドンウォンは、90%以上のアクションシーンを、代役を使わず自ら演じた。

「他の俳優たちとは比べられないほど、訓練をしている。それだけは自信を持って言える。恐らく数万回は、剣を振り回しているだろう」

23日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のカフェで会ったカン・ドンウォンは、『戦と乱』で華麗な剣術アクションシーンができたのは、これまで積み重ねてきた訓練のおかげだと述べた。

彼は、「刑事役の時は、1日10時間の練習を週に6日行い、『群盗』の時は、毎日剣を1000回振り回してから本練習に入った」と振り返った。

「今回の撮影で、以前よりジャンプ力がなくなったと感じた。昔は本当に高く飛べたのに(笑)。とてつもなく危険でない限り、代役は立てずに僕がアクションをやるようにしている。動きや感情表現が変わるのが嫌いだからだ。(代役に)もっと感情を込めてと頼むくらいなら、いっそ僕がするほうが楽だ」

キム・サンマン監督が演出した『戦と乱』は、朝鮮時代の文禄・慶長の役前後を背景にした作品で、低い身分から抜け出そうとする奴婢(ぬひ)の“チョンヨン”(カン・ドンウォン)と、彼の主人であり友人の武官“ジョンニョ”(パク・ジョンミン)の物語を軸に展開される。カン・ドンウォンはこの作品で初めて、奴婢役を演じた。

彼は、「良家の役よりも、奴婢の演技のほうが自分には合っていた」とし、「僕も実際には上流層ではなかったし、楽に演じられた」と笑った。

それと共に、「僕の実家は裕福だと言われているが、ただのウワサだ」とし「幼い頃、18坪のアパートで練炭を使いながら暮らしていた」と打ち明けた。

感情演技の側面でもチョンヨン役は、カン・ドンウォンにとって挑戦だった。チョンヨンは、ジョンニョの父親が“奴婢の身分から抜け出させてやる”という約束を破ると、呪いにも似た暴言を吐いたり、数年ぶりに再会したジョンニョに怒りを込めて刀を向けたりする。

カン・ドンウォンは、「もともと、感情をむき出しにする演技が好きではなく、できるだけ最小限に抑えようとするほうだが、今回だけはやり過ぎるほどやってみようという気持ちで臨んだ」と説明した。

『戦と乱』は、カン・ドンウォンが初めて主演を務めたオンライン動画サービス(OTT)オリジナル映画でもある。今月11日にNetflixで公開された『戦と乱』は、2週連続で非英語圏映画部門の3位となり(視聴時間基準)ヒット中だ。

カン・ドンウォンは、“劇場でこの映画を見せることができず残念ではないか”という質問に、「残念ではないと言えばウソになる」としながらも、「(海外の映画人が)僕に会いたいと言ってくれるのではと期待している」と述べた。

カン・ドンウォンはこれまで、着実に海外活動を行ってきた。2022年には、世界的な巨匠是枝裕和監督の「ベイビー・ブローカー」に出演し、カンヌ国際映画祭に参加した。

彼は「世界的な俳優になるのが夢だ」としながら、「世界の才能ある人々と共に働いてみたい」と強調した。

『戦と乱』の脚本と制作に参加したパク・チャヌク監督が演出する映画に出演するのも、彼のバケットリストのひとつだ。

彼は、パク監督について「確固たるスタイルを持っている偉大な監督だ」とし、「ディレクション(指示)されれば、何でもやる」と笑った。

カン・ドンウォンはデビュー後、大作映画にも出演したが、芸術映画の色彩が強い作品にも挑戦し、俳優としてのスキルを培ってきた。

彼は、「作品を選ぶ時に、最も重視している部分は構造的な完成度と新鮮さだ」とし、「物語さえよければ、芸術映画でも商業映画でも選ばずやるだろう」と力強く述べた。

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