歌手イ・スンユン、「時代の流れに逆らうことはできなくても足跡を残せる」

2024年10月25日

「卑怯な僕は歌を歌う。歌を聴くとぞっとするだろう。でも、少しストレートなアルバムを出そうと思う」
歌手イ・スンユンは24日に発売された3rdアルバム『易声(YEOK SEONG)』の紹介文で、アルバムをリリースする気持ちをこのようにつづった。
自ら考えるには、「主体性がなく、やりたいことはたくさんあるのに、実際にやる勇気はない」という彼は、『易声』を通じて、初めて声を出す瞬間を迎えたと語る。
いつまた訪れるかわからないチャンスをつかんだイ・スンユンは、「すべてを遡ってみよう」という果敢な提案をアルバムに収めた。
彼は最近、ソウル・江南(カンナム)区のあるカフェで記者たちと会い、「時代の流れに逆らうことはできないということを知っているが、固有の足跡を残したいという欲望はある」とし、「『易声』というアルバムを作る歌手として記憶されたい」と述べた。
アルバムは、同名のタイトル曲や「An Ode to the Unseen Hearts」、「Echoes of Glow」など計15曲が盛り込まれた。「Waterfall」、「POKZOOK TIME」、「Strings as a Sword」など7月に先行公開した楽曲も共に収録された。
イ・スンユンは、『易声(YEOK SEONG)』という単語は、「善悪に関係なく片方の肩を持つこと」というまた別の定義を持っていると説明した。彼は声を出せない人々の肩を持ち、彼らに勇気を与えたいという気持ちを歌に込めた。
彼は、「個人の人生や痛み、幸せに関して自らが声を出さなければ、誰も正直な気持ちのこもった声を出さない」とし、「スピーカーを使って大きく声を出すまではしなくても、ある瞬間は勇気を出してもいいのではないかと考えた」と明かした。
タイトル曲もやはり阻害された人々を雑音にたとえ、彼らを代弁するメッセージを伝える。イ・スンユンは、今回のアルバムが「雑音の話」になることを願ったと振り返った。
イ・スンユンは、「世の中には、メインメロディーを担当するものがあるが、それよりはるかに多くの雑音が存在する」とし、「このアルバムが雑音と呼ばれるものの肩を持つことに対して、勇気を与えることを期待する」と語った。
今回のアルバムにたくさんの時間と労力をかけたというイ・スンユンは、大きな満足感を覚えると述べた。彼は、このアルバムを作るために歌手になったのだと思うほど、胸がいっぱいだと感じていた。
「スポーツ界には5連覇を達成する偉大なチームもあるが、たった一度も勝利で有名になるチームもある。これから『易声』を乗り越えられるかという考えよりは、このアルバムによる満足感のほうが大きい」
2013年に正式デビューしたイ・スンユンは、2021年のオーディション番組で優勝し、人気を博している。そのため息つく間もなくスケジュールをこなし、エネルギーを消耗することも多いが、彼は依然としてステージを心から楽しんでいる。
イ・スンユンは、「まだステージで心から面白さを感じられているということが僕の長所だ」とし、「楽しめるか不安なまま舞台に上がっても、観客たちのエネルギーをもらうと本気になる」と笑った。
そのため、自分の名前を輝かせてくれるファンに向けた感謝も日増しに大きくなっている。イ・スンユンは、『易声』にも彼らに向けた気持ちが盛り込まれていると述べた。
彼は、「今回のアルバムは、僕の名前を輝かせようと努めてくださる方々のために作った作品だ」とし、「僕の名前を連呼するため、本当に多くの方が苦労をしてくださっていると思う」と述べた。
イ・スンユンは、約3年間で3枚のフルアルバムを出して成長を続けている。彼は、20年後の自分の姿をどのように想像しているのだろうか。
「20年後には、僕が易声の対象になっているのでは。僕はそうなることを祈っている」

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