元祖「APT」歌手ユン・スイル、「ROSÉ(BLACKPINK)が私の歌を再建築してくれてありがたい」

2024年10月30日

ガールズグループBLACKPINK・ROSÉとポップスターのブルーノ・マーズのコラボ楽曲「APT.」が、世界で人気を集めたことにより、共に注目されている42年前の楽曲がある。
まさしく、1982年に発売された歌手ユン・スイルヒット曲「APT」だ。“星の光が流れる橋を渡って”、“風が吹く葦(あし)の森を渡って”という歌詞で始まるこの楽曲は、ROSÉの新曲発表後、GENIE MUSIC基準でストリーミングが190%急増した。
“元祖APT”の主人公と言える歌手ユン・スイルは、最近インタビューで、「ROSÉとブルーノ・マーズが私の歌を再建築くれたことに対して、ありがたく思う」とウィットあふれる感想を明かした。
彼は、「この楽曲を40年あまり前に発表したが、長い間カラオケの人気ソングの上位圏に上がっていた」とし、「そんな様子を見ながら、『APT2』を作ってみようかとも思ったが、“自分は新しい音楽を試みるクリエーターだ”という思いから、その道は選ばなかった」とも述べた。
オンラインでは、音楽ファンたちがユン・スイルの「APT」と、ROSÉとブルーノ・マーズの「APT.」を混ぜて制作した映像を公開し、話題を集めた。彼もこの映像を見たと明かした。
ユン・スイルは、「私の歌の導入部には呼び鈴の“ピンポン”という音が入っているが、この音とROSÉとブルーノ・マーズの“アパート、アパート”というフレーズが似ている」とし、「ミキシングも思ったより上手だった」と笑った。
「若い人たちがROSÉの『APT.』を聴きながら、同名の私の楽曲にも関心を持ってくれていると思う。つられて私の音楽も注目されて、とてもうれしい」
ユン・スイルは、「ROSÉとブルーノ・マーズの組み合わせが素晴らしく、よい楽曲が生まれた」とし、「世界の人がこれを好む姿を見ると、先輩歌手としてうれしく、祝福する気持ち」と述べた。
また、この楽曲の人気について、「“アパート、アパート”というイントロがとても容易にアプローチしてくる」とし、「耳にぐっと入ってくるその部分が、とてもよかったし、全体的なリズムも最近のトレンドによく合う。ブルーノ・マーズと英語で歌うメロディーもとても情感があった」と好評した。
ROSÉの「APT.」はグローバルな人気を博しているが、韓国では、1980年から1990年代のユン・スイルスタイルの「APT」の人気もまた上がってきている。
ユン・スイルは、漢江(ハンガン)を挟んで葦原が前に広がっていた蚕室(チャムシル)地区のマンション(アパート)団地を見ながら歌を作ったという。軍人である話し手が、愛するガールフレンドを訪ねていったが、その家族がすでに海外に移民し、“寂しいアパート”だけが残っていたという物語だ。
ユン・スイルは、「この楽曲を作った1980年代初め頃から韓国にはマンションが増えた」とし、「当時のマンションは、みんなのロマンだった。マンションに入ると、『ランニングシャツ1枚で過ごすことができる』とか、『泥棒の心配もない』などの話が多かった」と振り返った。
彼は、1976年にバンド「Golden Grapes」のメンバーとして歌手活動を始めた。続いて1977年に「ユン・スイルと綿菓子」というグループで、「I Will Never Love Again」が盛り込まれた初のアルバムを発売した。その後、「APT」をはじめ、「2nd Hometown」、「It's Beautiful」、「Fascinating Confession」などのヒット曲を出した。
ユン・スイルは、2014年の24thアルバム以来、約10年ぶりに披露するフルアルバムの最終作業の真っ最中だ。彼は、ニューアルバムを来年初めに出すことを目標にしている。
「久しぶりに新しい音楽を皆さんにプレゼントするという思いで作業している。ちょうどROSÉのおかげで、『APT』も若い人たちに愛されて、本当に面白くなった(笑)」

前の記事 エンタメ情報一覧へ 次の記事