AI映画の主人公になったナ・ムニ、「私の体は変幻自在ではないが映画では翼をつけて飛んでいた」

2024年12月12日

ベテラン俳優ナ・ムニ(83)が、人工知能(AI)映画に登場する。

パク・ウォンピョ監督の『クッキーゲーム(原題:쿠키게임)』、ユ・ジチョン監督の『ナム・ムニ ユニバース(原題:나문희 유니버스)』、ウォン・ギョンヘ監督の『今の私、ムニ(原題:지금의 나, 문희)』、チョン・ウヌク監督の『DO YOU REALLY KNOW HER』、イ・ジョンチャン監督の『サンタ ムニ(原題:산타 문희)』など5本のAI短編映画をまとめた『私だよ ムニ(原題:나야, 문희)』を通してだ。

これらの映画は、ナ・ムニを主人公とした生成型AIの短編映画公募展で選ばれた作品で、今月24日に劇場で公開される。AI技術で具現されたナ・ムニは、これらの作品でサンタ、モナリザ、宇宙人など様々な姿を見せる。

「私の体は変幻自在ではないが、映画では翼をつけて飛んでいたので、とてもうれしかった。実際には行けない所へ行き、座っているのを見ることも幸せだった」

ナ・ムニは今月11日、ソウル・CGV龍山(ヨンサン)アイパークモールで『私だよ、ムニ』を観覧したあと、自分の新しい顔を発見したと明かした。

彼女は、「じっとしていても何も始まらない。死ぬ日だけを待つよりも、生きているうちに活動するほうがいい」と、様々な分野に挑戦したいということを強調した。

「俳優としてテンポが崩れないよう、クラシック音楽を一生懸命聴いている。娘からピアノも教えてもらうなど、努力している。(AI映画では)オペラ歌手や、色々なことをやってみたい。しかし、AI映画の中のナ・ムニを見る時は“こんなナ・ムニもいるのだ”というふうに思ってほしい」

近年、AI技術が急速に発展し、AI映画が続々と出てきているが、実際の俳優をペルソナにするケースは、世界的にも珍しい。

制作会社MCAのパク・ジェス代表は、「実際のスター俳優がAI映画に登場できない理由は、(俳優を)リアルに具現するのが、かなり難しいからだ」とし「ナ・ムニさんがこのような機会をくださり、感謝している」と話した。

『私だよ、ムニ』でのナ・ムニは、実際の彼女と比べると声や声のトーン、外見などがやや不自然に感じられる。特に声優出身で、はきはきとセリフを言うナ・ムニの長所が完璧には表されていない。

ナ・ムニは、「映画を見ながら、“私は声に対するエネルギーはまだあるのだ”ということを感じた」とし、「最初は、映画の中の声が完璧ではないと思ったが、最後は私と非常に似た声が出ていた」と笑った。

パク代表は「『私だよ、ムニ』には、世界最先端の技術が総動員された」とし、「足りない部分はあるだろうが、次はさらに発展した映画を披露する」と誓った。

この日上映会の後では、ナ・ムニが監督たちにトロフィーと賞金を渡す授賞式も開かれた。大賞は、チョン・ウヌク監督の『DO YOU REALLY KNOW HER』に渡された。

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