ドキュメンタリー映画『2人』、40年共に歩んできたレズビアンカップルの幸せ物語
2025年02月06日

「人は一度きりの人生を歩む。リハーサルなんてない。何であれ、一度生きて終わりなのだから…。本当に愛し、共に生きたい人と暮らす。それが大事だと思う」(イ・スヒョン)
ドキュメンタリー映画『2人(原題:두 사람)』は、ドイツで40年以上の歳月を共にしたレズビアンカップル、イ・スヒョンとキム・インソンの物語を描く。
2人はそれぞれ、1970年代に派独看護師としてドイツへ渡り、在独女性信徒会で出会った。スヒョンが、初めて会ったインソンに、野花を摘んで渡したことがきっかけで、2人の恋は始まった。
2019年、70代になった2人の日常は、私たちの暮らしと変わらない。一緒に食事をし、ビールやアイスクリームを買いに行き、海辺でレジャーシートを広げ、並んで寝そべる。
日常のあちこちに、2人の愛が染み込んでいる。じょうろを使えずに戸惑うインソンをスヒョンが手伝い、2カ月間だけ韓国へ行くインソンをスヒョンが心配そうに見つめる。映画は、2人の愛を大げさに描くことなく、淡々と映し出す。マイノリティの生き方を重々しく描くのではなく、軽やかに触れるように描いた。
彼女らの人生は、ユーモラスだ。入院中のインソンが、自分の背中に軟膏を塗るスヒョンに、「特別看護師ね」と言うと、インソンは「特別看護師の給料を上げるって言わなかった?」と笑いながら返す。韓国へ行く自身を心配そうに見つめるスヒョンに、インソンは踊ってみせる。見ている人まで笑顔にさせる、幸せな瞬間だ。
軽やかなタッチとユーモアで、マイノリティの人生を明るく映し出している点が、この映画の魅力だ。インソンとスヒョンが一緒に踊る、忘れがたい美しいシーンもある。
5日、ソウルCGV龍山(ヨンサン)アイパークモールで行われた記者会見で、『2人』を演出したパン・バクジウン監督は、ソウル歴史博物館で行われた「派独看護師」関連の展示で、インソンとスヒョンの写真を見たことが制作の出発点だったと語った。写真の中のインソンとスヒョンは、ナチスの迫害を受けた同性愛者を追悼する記念碑の前で、手を握り合っていた。
監督は、「2人は遠い存在ではなく、私たちと同じ日常を生きている人だということを伝えたくて、できるだけ日常の姿を映し出そうとした」と明かした。
映画には、インソンとスヒョンが韓国とドイツで開かれたクィア・カルチャー・フェスティバルに参加し、街頭で社会的な声を上げる姿も収められた。
監督はこれについて、「身体的にも大変で、自分たちの生活を守るだけでも精いっぱいだろうに、外へ出て声を上げる姿がすばらしかった」と話し、「愛が2人の間だけにとどまるのではなく、似た境遇の人々、性的マイノリティ、移住者、女性など、愛が広がっていくように感じた」と述べた。
2人の人生は、一人の異邦人としてドイツ・ベルリンで暮らしていた監督自身にも影響を与えた。監督は、インソン・スヒョンカップルとの関係を通じて、世界が広がっていく感覚を覚えたという。
監督は「(スタッフとして)ドイツにいる派独看護師や、介護に従事する韓国への移住民女性についてのドキュメンタリー制作に携わっている」とし、「セウォル号生存者のドキュメンタリーも準備中だ」と明かした。
ドキュメンタリー映画『2人(原題:두 사람)』は、ドイツで40年以上の歳月を共にしたレズビアンカップル、イ・スヒョンとキム・インソンの物語を描く。
2人はそれぞれ、1970年代に派独看護師としてドイツへ渡り、在独女性信徒会で出会った。スヒョンが、初めて会ったインソンに、野花を摘んで渡したことがきっかけで、2人の恋は始まった。
2019年、70代になった2人の日常は、私たちの暮らしと変わらない。一緒に食事をし、ビールやアイスクリームを買いに行き、海辺でレジャーシートを広げ、並んで寝そべる。
日常のあちこちに、2人の愛が染み込んでいる。じょうろを使えずに戸惑うインソンをスヒョンが手伝い、2カ月間だけ韓国へ行くインソンをスヒョンが心配そうに見つめる。映画は、2人の愛を大げさに描くことなく、淡々と映し出す。マイノリティの生き方を重々しく描くのではなく、軽やかに触れるように描いた。
彼女らの人生は、ユーモラスだ。入院中のインソンが、自分の背中に軟膏を塗るスヒョンに、「特別看護師ね」と言うと、インソンは「特別看護師の給料を上げるって言わなかった?」と笑いながら返す。韓国へ行く自身を心配そうに見つめるスヒョンに、インソンは踊ってみせる。見ている人まで笑顔にさせる、幸せな瞬間だ。
軽やかなタッチとユーモアで、マイノリティの人生を明るく映し出している点が、この映画の魅力だ。インソンとスヒョンが一緒に踊る、忘れがたい美しいシーンもある。
5日、ソウルCGV龍山(ヨンサン)アイパークモールで行われた記者会見で、『2人』を演出したパン・バクジウン監督は、ソウル歴史博物館で行われた「派独看護師」関連の展示で、インソンとスヒョンの写真を見たことが制作の出発点だったと語った。写真の中のインソンとスヒョンは、ナチスの迫害を受けた同性愛者を追悼する記念碑の前で、手を握り合っていた。
監督は、「2人は遠い存在ではなく、私たちと同じ日常を生きている人だということを伝えたくて、できるだけ日常の姿を映し出そうとした」と明かした。
映画には、インソンとスヒョンが韓国とドイツで開かれたクィア・カルチャー・フェスティバルに参加し、街頭で社会的な声を上げる姿も収められた。
監督はこれについて、「身体的にも大変で、自分たちの生活を守るだけでも精いっぱいだろうに、外へ出て声を上げる姿がすばらしかった」と話し、「愛が2人の間だけにとどまるのではなく、似た境遇の人々、性的マイノリティ、移住者、女性など、愛が広がっていくように感じた」と述べた。
2人の人生は、一人の異邦人としてドイツ・ベルリンで暮らしていた監督自身にも影響を与えた。監督は、インソン・スヒョンカップルとの関係を通じて、世界が広がっていく感覚を覚えたという。
監督は「(スタッフとして)ドイツにいる派独看護師や、介護に従事する韓国への移住民女性についてのドキュメンタリー制作に携わっている」とし、「セウォル号生存者のドキュメンタリーも準備中だ」と明かした。
