他人の日常を盗み見る…映画『創刊号』、『顔たち』

2019年01月16日

他人の日常を見ているような独立映画2作品が1週間間隔で観客のもとを訪れる。

 

17日に公開される『創刊号(原題:창간호)』は、『代理ドライバー(原題:대리 드라이버)』、『離婚しましょう(原題:이혼합시다)』、『ごめんね(原題:미안해)』など5つの短編で構成されたオムニバス映画だ。

 

その中でも『代理ドライバー』と『二面性の法則(原題:양가성의 법칙)』は、誰もが経験したことのある日常の中で起こる平凡さや、もどかしさを観客のギリギリまで攻める。

 

『代理ドライバー』では、会社の上司と部下が夜遅くに運転代行を呼んで帰宅する。しかし、この代行運転手なにか胡散臭い。話を聞いてみると、彼は上司の高校の先輩だったのだ。共通の話題などで打ち解けた代行運転手と上司は、自分たちが叶えられなかった夢とロマンを酔ったように語り出す…。

 

そして『二面性の法則』は、たくさんの男性と出会うものの、いつも孤独な女性が主人公の作品。そんな彼女の前に未練が残っている元カレが現れ、周囲をうろつき始める…。

 

一方、24日に公開される『顔たち(原題:얼굴들)』はオムニバス映画ではない。しかし、登場人物たちがお互いに大きく絡み合わず、それぞれの人生を生きる姿を描く。

 

学校の行政室職員であるギソン(パク・ジョンファン)はある日、ふとサッカー部の学生であるジンス(ユン・ジョンソク)の存在が気になる。彼に大きな関心を注ぐが、ジンスは彼の好意を負担に感じる。 ギソンは、学校の職員を辞め企業の社内報を製作する会社に就職する。

 

そんな中、ギソンの元彼女であるヘジン(キム・セビョク)は、務めていた会社を辞めて母の食堂を再建するのに忙しい。

 

そして、この三人と接点がほとんどない宅配ドライバーのヒョンス(ペク・スジャン)がいる。

 

『顔たち』は、私たちの周りにいそうな人たちの、ありそうな日常の出来事をストレートに盛り込んだ。カメラは学校、マンション、高級住宅周辺、国立中央博物館など一般人たちが見慣れた日常の空間を映し出す。

 

ドキュメンタリーPD出身のイ・カンヒョン監督が、カメラのブレなどを通じてドキュメンタリーのように、観客を登場人物の日常にさらに深く引きずり込んでいく。

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