『未成年』キム・ユンソク監督…「新人監督の覇気見せる」
2019年04月04日

「監督になると、一カット、一カット、とても慎重になる。責任感を更に感じる」と語るのは、今月11日に公開される映画『未成年(原題:미성년)』で監督デビューを果たすベテラン俳優キム・ユンソクだ。
彼は「緊張した素振りをお見せしないようにしているが、すごく緊張している。デビュー作が引退作にならなければいいな」と笑った。
映画『未成年』は、自身の両親が不倫を犯した事実を知ってしまう2人の女子高生を中心に、平穏な2つの家庭が荒波に巻き込まれていく物語を描いた作品だ。
キム・ユンソクは2014年12月に、大学路の小劇場で目にした一本の演劇に惹かれて直接メガホンを取ったという。
演劇から始まったこの映画が、観客に披露されるまでには5年がかかった。「いつか監督になりたかった」というキム·ユンソクの夢も遂に叶えられた。
『未成年』は一つの事件をめぐって様々に反応する人物の姿を繊細且つ淡白に描いている。キム・ユンソクはこれまで、『黄海』、『10人の泥棒たち』、
『1987、ある闘いの真実』、『雌雄殺人』など主に線が太く力強い作品に出演してきた。彼が“俳優”として関わってきた作品と『未成年』は全く違う。
キム・ユンソクは「この作品は、効果的なシーン構成やキャラクター、演技を支えてくれるセリフに勝負をかけた。特に4人の表情が最も重要だった。新人監督の覇気で俳優たちの大事な輝く瞬間をクローズアップして撮りたかった」と振り返った。
映画は、過ちに責任を負わない大人たちと、答えを探し求める子どもたちの姿を対比しながら、"大人らしさ"を問う。
キム・ユンソク監督は最後に「簡単な例として、年齢を重ねると、突然人前で歯をほじるようになる。若い頃はその行為に抵抗感があったが、いつの間にかそんな感覚がなくなって鈍くなる。相手に不快感を与え、尊重や配慮ができない行動をし、精神的に単純になる。大人になるということは、そうならないように最後まで努力することではないだろうか」と語った。
