パク・ヒョンシク「撮影初日、TAKE27にしてオッケーカット・・・学びの連続でした」

2019年05月09日

15日に公開される映画『陪審員たち(原題: 배심원들)』(ホン・スンワン監督)に出演したパク・ヒョンシクに8日鍾路区三清洞のカフェで会った。

 

最近試写会で完成品を観たという彼は「私の演技には残念な点がありますが、映画がとても早く終わったと感じるほど、夢中になって観た」と満足感を表した。

 

同映画は、2008年に韓国で初めて導入された国民参与裁判を題材にした法廷映画だ。

パク・ヒョンシクは、諦めることを知らない青年実業家であり、8番陪審員“クォン・ナムウ”役を演じた。有罪がほほ確定した裁判で、事件の状況などに絶えず疑問を呈し、判定を覆すという人物だ。

 

パク・ヒョンシクはこれまで「花郎<ファラン>」、「力の強い女 ト・ボンスン」、「SUIT/スーツ~運命の選択~」など多様なドラマで主演を務めてきたが、商業映画の主演は今回が初めてだ。

 

それほど責任感も大きかったのだろう。彼は撮影初日を振り返りながら、「セリフ一言を言うシーンを27回も繰り返し撮らなければいけなかった」と首を左右に振った。

 

「監督は、私が5年前に出演したバラエティ番組を見て私をキャスティングされました。その時、何も知らず、一つずつ学んでいく姿が、“ナムウ”と似ていると思われたようです。しかし、20代後半になった私と会ってみると、思ったより純粋ではなかったと感じたようです。私が攻撃的に近づいていくと、いつも“キャラクターを研究するな”とオーダーされました。対話を通して監督と意見をすり合わせましたが、いざ撮影に入ると“ヒョンシクさん、違う感じで…”とオーダーされ、27回も撮りなおしました。その時の裏切られたという思いは…(笑)」

 

結局メンタルが崩壊した彼は、判事役のムン・ソリにSOSを出し、ムン・ソリの励ましのおかげで元気を取り戻すことができた。

 

「ムン・ソリさんがイ・チャンドン監督とデビュー作を撮影した際に、ひとつのシーンを30~40回撮りなおした、リラックスしてと励ましてくれました。それ以降は緊張せず、2~3TAKEでオッケーカットが出ました」

 

「毎日学びの連続でした。先輩たちの演技解釈、態度、監督との意思疎通方法などを学ぶことができました。ドラマを撮るときは、私の色が強い演技をしようとしていましたが、この映画では舞台をしている感じでした。相手の話を聞き、反応する…まるで漫談をしているかのような。演技をしながら、そのように感じるのは初めてで、本当に楽しかったです」と述べた。

 

「“ナムウ”は自分のやりたいことに最後まで食らいついていく性格です。陪審員の仕事に対しての深刻さを知り、自分の選択に責任感を抱く人物です。また気になる事は我慢できず、知らない事を恥だとは思っていません。そのような点は私と似ていると思います」

 

パク・ヒョンシクは、2010年ボーイズグループZE:A(帝国のアイドル)のメインボーカルとしてデビューした。俳優としての道に入り、安定した演技を見せた。

最近、首都防衛司令部憲兵隊に合格し、来月10日に入隊する。

 

彼は「映画初出演するやいなや入隊することになり、残念だ。入隊すると言うと、しばらく作品には出演しないだろうと思われそうで、外部には知らせず、静かに行ってこようと思った」と打ち明けた。

 

しかし、俳優としての野望も隠さなかった。パク・ヒョンシクは「映画『二十歳(原題: 스물)』や『あの日、兄貴が灯した光(原題: 형)』のように同世代の俳優たちと共演したい。特にリュ・ジュンヨルさんが『金(原題: 돈)』や『ペンバン(原題: 뺑반)』のような作品で披露した魅力的なキャラクターも演じてみたい」と笑った。

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