カンヌが熱狂した映画『寄生虫』…監督ポン・ジュノと主演ソン・ガンホの思いは?
2019年05月24日

韓国映画『寄生虫(原題:기생충)』が第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映された後、現地の反応が熱くなっている。
公式上映会の翌日、世界を驚かせた2人の主役、ポン・ジュノ監督と主演俳優のソン・ガンホが現地でのインタビューに答えた。
「海外の知人たちや関係者たちと自由に話したが、みんな自分の国の状況と同じだと言っていた。イギリス人でそのままロンドンを背景にリメイククすればシナリオも直さなくていいと」(ポン・ジュノ)
「この物語自体が特定の国の話ではなく、普遍的に盛り込んでいるから、世界のどの国で見てもみんなが共感できる話だ」(ソン・ガンホ)
「弱者の間で共有するやるせなさもあるし、弱者が与える痛みもある。そういうものが微妙に絡み合っているが、家族という枠組みの中で起こる出来事だからこそもっと微細で、顕微鏡ですべての状況を覗き込むように、状況が展開される映画」(ポン・ジュノ)
「強者だ、弱者だ、悪人だ…このような境界線を作って進んでいく物語というより、平凡な情緒を持った人たちが懸命に生きたが、切迫した人々をそのような環境にさらしてしまう、そんな映画だ」(ソン・ガンホ)
「適度に優しくて、適度に悪い人たち、事実私たちもそうだ。そんな人々が予期せぬ状況に突然追い込まれることになる内容なので、それが作品の面白さだと思う。家が持つ多様な表情を表現したかった。俳優の皆さんの人物に負けず劣らず、家もそれなりにひとつの主人公のように、ディテールまで多彩な姿を描こうと努力した。貧しい家の青年が金持ちの家の家庭教師に入ったり、そのような状況がある意味ほぼ唯一、金持ちと貧しい者がお互い匂いを嗅げるほど近く触れるという状況で、映画全体が構成されている。“匂い”というのが重要なモチーフにならざるを得ない映画だった」(ポン・ジュノ)
