‘ジャンル’と‘俳優’のおもてなし…夏の映画館を彩る韓国映画

2019年06月24日

今夏公開される韓国映画はオーソドックスな時代劇からアクション、ホラー、近現代劇、スリラーなど様々なジャンルで彩られている。

 

パク・ソジュン、チョ・ジョンソク、イム・ユナ、リュ・ジュンヨルら映画界の次世代俳優と、ソン・ガンホ、パク・ヘイル、ユ・ヘジンらベテラン俳優陣も総出動する。観客にとっては自分に合うジャンルと好みの俳優の作品を選んで観ることが出来る機会だ。

 

通常7月から8月は年間全体観客数の4分の1に値する約5000万人が映画館を訪れる繁忙期で、特に夏休みと本格的に長期休暇が始まる7月下旬から8月下旬までは約3500万人が集まる。

 

◇世宗大王として戻って来るソン・ガンホ

 

映画『寄生虫』で、半地下で暮らしていたギテク役のソン・ガンホが世宗大王として戻って来る。7月24日に公開される映画『わが国の語音(原題: 나랏말싸미)』はハングルを誕生させた世宗大王と、ハングル創製過程を共にしたが歴史には記録されていない人々の物語を描いた時代劇。ソン・ガンホは謹厳な王の姿を超え、妻を大事にし、新しい国字創製を反対する臣下らと闘う現代的で魅力的な人物、世宗大王を演じた。ソン・ガンホの他にパク・ヘイル、チョン・ミソンが『殺人の追憶』以降、16年ぶりに共演する。

 

◇生き生きとしたアクション『EXIT』

 

就職に失敗したヨンナム(チョ・ジョンソク)と大学サークルの後輩ウィジュ(イム・ユナ)が、原因不明の有毒ガスで覆われた都心を脱出するという内容の災害アクション。

 

扇情的、刺激的、暴力的なシーンや斬新さのない‘4無’映画だ。非壮美が溢れ重みがある大多数の災害映画とは異なり、アクションとコメディを才気煥発に描き、若者に対する温かい視線と家族愛が込められている。主人公たちが毒ガスを避け、更に高い場所へと登り脱出する過程がぴりっと緊張感を与える。どんな演技でも見事にこなすチョ・ジョンソクと、映画『コンフィデンシャル/共助』でコミカルな演技を披露したイム・ユナの共演も見どころだ。

 

◇新しい試みと素材、パク・ソジュン&アン・ソンギの『使者』

 

2年前、デビュー作映画『ミッドナイト・ランナー』で565万人を動員したキム・ジュファン監督と、ドラマ・バラエティ・映画で縦横無尽に活躍する俳優パク・ソジュンが再び呼吸を合わせた作品。

 

父親を失った格闘技選手がエクソシストの神父と出会い世を乱す悪に立ち向かう内容だ。背筋を凍らせるミステリーアクションで、憑依した幽霊に対抗するエクソシスト儀式などオカルトチックな要素も強い。

 

◇『ビースト』『妓房の郎子』『真犯人』

 

犯罪スリラー『ビースト(原題: 비스트)』は今月26日に公開される。希代の殺人事件の犯人を捕まえる為に暴走する二人の刑事の物語を描く。存在感のあるキャラクターと多層的なストーリー、人間心理に関する細かい描写やイ・ソンミン、ユ・ジェミョン、チョン・ヘジンらが競争するように繰り広げる演技が印象的だ。

 

7月10日に公開される『妓房の郎子(原題: 기방도령)』は朝鮮時代、廃業の危機に陥った妓房ヨンプンガクを再生させる為にイケメン ホ・セク(2PMジュノ)が男妓生となって繰り広げる物語が描かれたコメディ時代劇である。

 

ソン・セビョク、ユソン主演の『真犯人(原題: 진범)』も7月10日に公開される。被害者の夫ヨンフン(ソン・セビョク)と容疑者の妻ダヨン(ユソン)が最後の公判を控えて互いへの疑いを隠したまま、あの日の晩の真実を探す為に協力し合う内容を描いた追跡スリラーだ。今年の第23回富川国際ファンタスティック映画祭の国際コンペティション部門「富川チョイス:長編」セクションに韓国映画として唯一、公式選定された。

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