『ビースト』主演 ユ・ジェミョン、「劇中登場する二人の刑事、コインの裏表のよう」
2019年06月24日

俳優 ユ・ジェミンが今月26日に公開される映画『ビースト(原題: 비스트)』で商業映画の初主演を務め、大きな存在感を表している。
殺人犯を捕まえる為に殺人を隠蔽し、少しずつ怪物と化していく刑事と、彼と対立するもう一人の刑事の物語を描いたこの作品で、ユ・ジェミョンは一本の軸を担当する。彼が演じるミンテは簡単に理解出来ない立体的な人物だ。
21日に行ったインタビューにてユ・ジェミョンは「ミンテを現実的な人物として確立する為に努力した」と語った。彼は終始、自身がインタビューに答える中で核心となるキーワードをメモしていた。質問を受けるとじっくり考えた後、答えた。
ミンテは警察署の強力班のエースで、手段と方法を選ばず犯人を検挙するハンスと事あるごとに対立する。ユ・ジェミョンは「ミンテがハンスをけん制する理由が明確に説明されない」と語った。
「ミンテはハンスのことを嫌うが、その理由は無い。だから私はミンテという人物について逆に分析してみた。何故ミンテがそのような行動をとるのか、それをどの程度まで表現すべきなのかたくさん悩んだ。人物の行動の正当性を考えるより彼の行動を上手く表現することに集中した」と説明した。
『ビースト』は二人の人物による対立を中心に物語が展開し、理解するのが難しく、暗い作品だ。
彼は「この作品は簡単に理解出来る映画ではない。多くの人々がモヤモヤする作品で、親切でもない。私の性格はゆったりしていて作品が終わればすぐ役が抜ける方だが、今回は簡単ではなかった。撮影の間、自身の役割をしっかり消化しなければならないというプレッシャーと、創作家として抱える悩みがあった。ただ、他の同僚たちも同じだったので、そのような気持ちを共有していた」と語った。
20歳の頃、演劇舞台で演技を始めたユ・ジェミョンは約20年間、釜山で活動していたが40歳になった頃ソウルへ上京した。それ以降、tvNドラマを通じ本格的に知名度を上げた。
俳優として20年以上活動しているが、ユ・ジェミョンの演技に対する悩みは依然としてあるようだ。
彼は「演技をするということは一般人の時計と違う生き方をするようなもの。一作品で一日・一ヶ月・一年が過ぎて行く。12月31日になり、次の年を迎えると、事実上違いがなくても‘新しく生きよう’と感じる、その気持ちのように演技をする。慣性で演じる瞬間、鋭く的確な演技が出来ないという呪文を唱えている」と語った。
ユ・ジェミョンは2018年に12歳年下の女性と結婚し、来月には父親になる。
