ドラマ「パフューム」のシン・ソンロク、「悪役ばかりやってきたので“ロマンティックコメディ”への欲が出た」

2019年07月26日

「ワンパターンなシーンもあったが新鮮に見える姿もあった作品だったと思う」

 

最近終了したKBS 2TVの月火ドラマ「パフューム(原題:퍼퓸)」を通じ、ロマンティックコメディのジャンルも消化できることを証明した俳優シン・ソンロクに25日、江南区(カンナムク)のとあるカフェで会った。彼は今回気難しいデザイナー、ソ・イドに変身し、事実上“2人1役”であったコ・ウォニとハ・ジェスク、2人の女優と息の合った演技を披露した。

 

シン・ソンロクは今回の作品について「セリフの量が多すぎて大変だったが、それだけやり甲斐もあった。特異なセリフ、長いセリフを思い切り吐き出しながらこんな役柄もできるんだという自信を得た」と述べた。

 

彼は続いて「前作を終えるや否や撮影に入り、また下半期には次の作品もあったので、このドラマに出演することをとても悩んだが、悪役など個性の強いキャラクターばかり演じてきたため、ロマンティックコメディもやってみたいという欲が出た」という。

 

「ロマンティックコメディの演技は面白かった。“自分には合わないジャンル”というギャップはひとつも感じなかった。コ・ウォニさんとハ・ジェスクさんとの息もとても良かった。みんな現場で台本をスポンジのように吸収しながら撮影もスムーズに進んだ」

 

ただ彼は29年間、初恋だけ見つめたソ・イドのキャラクターについては「私はそんなに純粋な人ではない。すべての人を人間的に理解することはできない。何度も演じてきたサイコパスも人間的には理解できず、類推して他の作品からインスピレーションを得て演じた」と打ち明けた。

 

ソ・イドの場合、ミュージカル「あしながおじさん」で消化したジャーヴィス役を思い浮かべながら演じた、とシン・ソンロクは述べた。

 

もちろん「パフューム」には物足りない点もあった。俳優たちの熱演と中年女性の果たせなかった夢を実現するという代理満足型の素材で好評を得たが、後半に進むにつれ粗いストーリー構成に足を引っ張られ、視聴率も足踏み状態に。

 

これにシン・ソンロクは「“活字恐怖症”になるほど台本に集中したので、作品に対する評価よりは自分のことを消化するのに忙しかった。作品に対する評価は改めて探りたい」と慎重に言及した。その一方で「視聴率に物足りなさがなくはない。それでも今回の作品を通じて手に入れたかったものを得た」と率直に語った。

 

2003年にドラマデビューしたシン・ソンロクは以来、ミュージカルのステージやお茶の間、スクリーンを惜しまず行き来し、特有の魅力や安定した演技力で助演から主演にステップアップした。特に彼が演じたさまざまな悪役は現在も話題になるほどだ。

 

シン・ソンロクは「初めは私が演技に才能がないという思いに駆られ、スランプもたくさんあった。それでも少しずつ成長してきたので前よりは安定しているようだ」という。

 

「なぜ思い通りにならないのか、不幸な気持ちになる時もあったが、考えてみれば舞台に立っているだけで幸せなことじゃないかと。そう悟った後は、幸せの原点を再び取り戻せた気がする。台本を読みながら想像して演じ、観客たちから良いフィードバックを得た時はいつもやり甲斐を感じる。作品ごとにそんな気持ちになった」

 

彼は既に“既婚者”であり娘に対しては“子煩悩”な父親でもある。

 

シン・ソンロクは「子どもは日に日に成長する。ただ家族バラエティの出演は考えていない。自分だけが出るバラエティはいい」と笑みを浮かべた。

 

次回作では国家不正に応じない国家情報院の要員を演じる彼は「冷徹で落ち着いたキャラクター」とほのめかした。

 

最近SNS上でのキャラクターに似ていると話題でニックネームまで付けられているが、最後にそれについての感想を聞くと“あまりにも強力なニックネーム”だと笑った。

 

「初めはうんざりしていたが、最近は愛称程度に受け入れている。ニックネームを付けてくださった方にも私からニックネームを差し上げたい(笑)」とコメントを残した。

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