『EXIT』と『使者』が同時公開…韓国映画のプライドを取り戻せるか
2019年08月01日

繁忙期に入った夏の劇場街に韓国映画『EXIT(原題:엑시트)』と『使者(原題:사자)』が先月31日、同時出撃した。
先月24日に公開された『わが国の語音(原題:나랏말싸미)』がさまざまな論議に巻き込まれ、序盤のスクリーン対決から押し出されたことで、この2作品が韓国映画のプライドを取り戻せるか注目される。
31日、映画振興委員会の映画館入場券・統合ネットワークによると、この日午前9時の時点で『EXIT』(24.4%)と『使者』(24.2%)のチケット予約率は僅差を記録。
それぞれ19万枚を超えた。
しばらく韓国映画が低迷したうえに、入場料が割引される“文化のある日(毎月最後の水曜日)”であったため、これら2つの作品が初日の観客を数多く集め、ボックスオフィスの1位と2位を占めたと見られる。
2作品どちらも個性や作風がはっきりしているだけに序盤の口コミが勝負を分ける見通しだ。
2作品どちらも個性や作風がはっきりしているだけに序盤の口コミが勝負を分ける見通しだ。
『EXIT』は有毒ガスに包まれた都心を脱出するため死闘を繰り広げる2人の若い男女の物語を描いた作品。
災害映画という大きな枠の中にコメディや感動、アクションなどが余すところなく盛り込まれ、すべての年齢層からバランスよく共感を得るものと見られる。
韓国映画では見ることができなかったクライミングアクションや最近の若い世代を代弁するチョ・ジョンソクと少女時代のイム・ユナによる“お涙頂戴”的なクサい演技が好評だ。
新鋭イ・サングン監督がメガホンを握った。
『ミッドナイト・ランナー』のキム・ジュファン監督の新作『使者』は、韓国型のオカルトヒーロー物という新しいジャンルで若い観客たちの関心を集めている。
格闘技チャンピオンとバチカンから訪れた悪魔祓いの司祭が世の中を乱す悪霊に立ち向かって戦う内容を描いた。
売れっ子俳優のパク・ソジュンとデビュー62年を迎えた貫禄の俳優、アン・ソンギの駆け引きによる息の合った演技は見どころである。映画『エクソシスト』のような西洋のオカルト物はもちろん、日本のホラー映画を彷彿させるさまざまな退魔儀式も目を引く。
CGVでの実観覧客の評点は『EXIT』が97%、『使者』が91%でそれぞれ出発した。
今月7日にはユ・ヘジンとリュ・ジュンヨル主演の『鳳梧洞戦闘』が勢いに加わることになるだけに、それまで最大限多くの観客を呼び込むのがカギだ。
7月の劇場街は“ディズニー天下”だった。
ディズニー映画『ライオン・キング』がボックスオフィスの1位を守り、400万人を突破した中で、公開から2カ月が経った『アラジン』が『わが国の語音』を抜いて2位に上った。
『わが国の語音』の累積観客数は88万人で損益分岐点(350万人)まではほど遠い。
7月に入り30日まで韓国映画の観客占有率は11.7%に過ぎなかった。
