防弾少年団、サウジアラビアへの入国で現地ファンも歓喜の声、“リヤドを紫色に染めた”

2019年10月11日

今月10日(以下、現地時間)の夕方、サウジアラビアの首都リヤドのランドマークがボーイズグループ「防弾少年団」を象徴する紫色に染まった。
防弾少年団が11日午後7時30分にキング・ファハド国際スタジアムで「LOVE YOURSELF:SPEAK YOURSELF」公演を開催することに対する歓迎の意味である。
リヤド中心部の象徴的な建物であるキングダム・タワー、オラヤ・タワー、アル・ファイサリア・タワーなどは一斉に紫色に染まった。
ツイッター上にも「アラブのARMY(防弾少年団のファンクラブ名)は完全に準備できた」という書き込みとともに、タワーの写真が相次いで掲載された。
防弾少年団の今回の舞台は、サウジで非アラブ圏の歌手としては初めて開かれるスタジアム公演だ。
彼らは2016年にアラブ首長国連邦のアブダビで開かれた韓流博覧会「KCON」で公演し、中東の舞台は初めてではないが、3年ぶりに大衆文化が未開拓の土地でスタジアム入りするという歴史的な一歩を踏み出す。
◇グッズブースにアバヤを着たファンたち…「言葉で表現することができないビッグイベント」
防弾少年団が10日午前にドバイを経由しリヤド入りすると、入国現場やSNSではファンの歓呼が沸き起こった。
アバヤ(首から足首まで覆う黒く長いアラビア半島の国々の伝統的民族衣装)を着た100人あまりのファンが空港を訪れ、ツイッターには「#BTSinRiyadh」、「#RiyadhWelcomesBTS」というハッシュタグがリアルタイムのトレンドに上った。
同日午後、キング・ファハド国際スタジアム内の広場に設けられた公式グッズの販売ブースには、ペンライトやTシャツ、写真集などを買おうとするアラブ系女性たちが列を成した。ペンライトなどいくつかの商品はあっという間に売り切れた。
ここに集まったファンはほとんど10代から20代が主軸で、アバヤにヒジャブやニカブ、チャドルを各自用いた。一部は宗教的な慣習により写真撮影に困惑を見せたが、大多数のファンが韓国の取材陣に親近感を持ち好意的だった。12歳と13歳という小学生の少女たちは「韓国語を各自4年と2年勉強した」と照れくさそうに近づいてきて拙い韓国語であいさつした。
厳格なイスラム律法と保守的な文化で、欧米のように公演会場の近くで野宿したりテント村は形成されなかったが、サウジだけでなくクウェートやアラブ首長国連邦などから訪れたアラブの「ARMY」たちの熱気も強かった。
グッズの販売ブースで会ったファンたちは、防弾少年団の大型写真の前で記念写真を撮りながら「言葉で表現できないビッグイベント」と喜んだ。
彼女たちは「防弾少年団が私たちの人生を変えた」と声を上げた。
サウジの大学生のハイファさんは「防弾少年団を知ってから私自身をきちんと見つめるようになって他の夢、他のライフを持つようになった。また、他の国、国籍の人々とリレーションシップを厚くしながらオープンマインドになった」と説明した。
3時間車に乗ってリヤドに来たという高校生ジャナも「防弾少年団の音楽を通じて自分を尊重して愛し始めた。防弾少年団が私の人生を変えた」と話した。
多くのファンがK-POPに接したいきさつは、YouTubeなどオンラインやK-POPが好きな周りの人々を通じてだった。
21歳のハノプさんは「知人を通じてYouTubeを見て防弾少年団を知った。以前はアメリカのポップスが人気だったが、今ここではK-POPのほうが人気だ」と説明した。
また、アラブのARMYたちはサウジのコンサートに来る他のARMYたちのためのグッズを作り、「遠い空で輝く星を見たが、もうその星が私のそばにいる」や「BTS ARE OUR HOBI(防弾少年団は私たちの愛という意味)」というバナーも製作した。
同日夜、リハーサルの現場の外には、アバヤを着たファンたちがペンライトを振りながらメンバーの名前と「BTS」を叫んだ。メンバーが泊まったホテルにもアラブのARMYたちが集まった。
韓国のARMYたちもサウジ公演まで遠征観覧に来る熱意を見せた。
10日、リヤド空港の入国現場で会った40代と30代の女性ファンは「サウジ政府が先月28日から外国人(韓国を含めた49カ国の国籍者)に観光ビザを発給し、来ることができた。オンラインで申請してから30分も経たないうちにビザが発給された。ともに志を集めてきたARMYが11人ほどいる」と話した。
◇BigHitエンターテインメント、イスラム情緒を考慮して準備...「いくつか振り付けを修正」
所属会社BigHitエンターテインメントは舞台設備と視野の確保などを考慮し、今回の公演を3万席規模で開催する。
また、欧米などではオンラインだけでチケットを販売したが、今回は会場での販売を同時進行した。
BigHitエンターテインメントの関係者は、「サウジはオンライン販売だけをする場合、観客がビザ問題で入国できない可能性があり、ここでだけ会場での販売も並行した」とし、「チケットマスターで行ったオンライン販売は早くから売り切れ、現場での販売は進行中だ」と語った。
BigHitエンターテインメントは、防弾少年団が中東地域で開く初の大規模コンサートという点で、万全の準備もした。
事前にダンサーなど出演者たちとスタッフたちにイスラム文化圏に対する教育を数回行い、団体でアバヤを購入し、女性スタッフが身に着けるように勧めた。 先月末にサウジ政府が「外国人女性が肩とひざを露わにしなければ、必ずしもアバヤを着なくてもいい」という服装規定を緩和したが、現地の文化を尊重するためだ。
また、公演では歌詞の修正はせず既存のレパートリーを舞台に上げるが、いくつかの振り付けは変えることにした。
同関係者は「現地の情緒を考慮し、メンバーが腹筋を露出したり、メンバーの親密な動作は修正する予定だ」と話した。
防弾少年団は「昨年8月のソウルを皮切りに走ってきたツアーが大詰めを迎えている」とし、「感無量だ。明日ファンに会うことにとてもわくわくしている。最高の公演を披露できるよう努力する」と感想を述べた。
この公演は、動画アプリを通じて独占生中継される。

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