映画『天文』出演のチェ・ミンシク、ハン・ソッキュ 「チャン・ヨンシルと世宗の関係は、私たちの関係と同じだろう」
2019年11月28日

「お互い同じ所を見つめ、同じ夢を見た同志であり友であり、永遠のパートナーだった世宗とチャン・ヨンシル。2人の関係は、まるで私たちの関係のようだ」
映画『天文:空に問う』に出演したチェ・ミンシクとハン・ソッキュが異口同音に言った言葉だ。27日広津(クァンジン)区ロッテシネマ建大入口(コンデイック)で開かれたこの映画の制作報告会でのことだ。
1997年の『ナンバー・スリー』と1999年の『シュリ』以来20年ぶりに今作品で再会した彼らは、スクリーンの外でも人並はずれた熱い友情と阿吽の呼吸を見せつけた。この日も2人は、まるで漫才をしているかのような会話を繰り広げた。
チェ・ミンシクは「ソッキュと久しぶりに会ったが、会うやいなや昔に戻った。まるで『シュリ』以前の大学時代に戻ったようで不思議だった」と話した。2人は、東国大演劇映画科の先輩と後輩の間柄だ。
チェ・ミンシクは「これまでわき目もふらず、一つの畑でひたむきにやってきた。こんなに歳を取って同じ作品をやるのだなと思った。時が流れても良い人、良い仲間に会い、一緒に仕事をすることができるということは、幸せなこと」だと笑った。
「私たちは、若い頃から50代後半までお互いを見守ってきた。時には一人がスランプに陥る時もあれば、うまくいく時もあった。しかし、それは重要なことではない。今までこの仕事を着実にやってきたということが重要なのだ」
ハン・ソッキュもやはり「ミンシクさんと私は、20歳前後に演技という同じ夢を見、同じ演技観を持って生きてきた。これまで、1つの作品で共演できるのを待っていた」と答えた。ハン・ソッキュはチェ・ミンシクに対して何度も「いい人」、「グッドマン」と言って褒めちぎった。
『天文』は世宗大王とチャン・ヨンシルの隠された物語を扱った「ファクション(歴史にフィクションを加えたストーリー)時代劇」だ。
朝鮮王朝最高の科学者に数えられるチャン・ヨンシルは本来、釜山(プサン)東莱縣(トンネヒョン)の官奴(官有の男奴隷)だった。生まれ持った才能のおかげで、世宗の目に留まり、正五品尚衣院・別坐につく。以後二人は20年間を共にし、朝鮮王朝の空と時間を観測することができる天文機器を作るなど、偉大な業績を成し遂げた。
しかし、君主が乗る籠(安與:アンヨ)が壊れた事件でチャン・ヨンシルは処され、宮の外に追い出される。その後チャン・ヨンシルに関する記録は、歴史上見ることができなくなる。
チェ・ミンシクはチャン・ヨンシルを、ハン・ソッキュは世宗をそれぞれ演じた。
チェ・ミンシクはチャン・ヨンシルについて「自分を免賎し、才能を十分発揮できるようにしてくれた世宗を敬い、尊敬しながら一生懸命仕えていたと思う。そうしながらも、科学者としてはばかることなく自身の能力を表していたことだろう。そんな生まれ持った純粋さと学者・発明家としての知的さを兼ね備えたキャラクターだと考え演じた」と振り返った。
2011年にSBSのドラマで世宗を演じたのに続き、再び世宗を演じたハン・ソッキュは「映画の中の世宗とチャン・ヨンシルの関係がまるでミンシクさんと私の関係のようだった。私的な席では、ともすると見の程知らずだと思われるほど、天真爛漫に話をしていたのではないかと思う。チャン・ヨンシルは世宗の親友であり、同伴者であり、永遠のパートナーだったと思う」と話した。
久しぶりに共演した2人は、演技の呼吸について「よかった」「楽で、自然だった」と振り返った。
ホ・ジノ監督は「撮影現場では、監督であることをしばらく忘れ、2人の演技を夢中になって見ている時が多かった」と伝えた。
『ラスト・プリンセス-大韓帝国最後の皇女-』以来3年ぶりにメガホンを取ったホ監督は、「世宗とチャン・ヨンシルは同志であり友人だったが、突然の“アンヨ事件”でチャン・ヨンシルが歴史の中から消えた。世宗は、優れた臣下たちを捨てたことなど1度もないのに、チャン・ヨンシルはなぜ突然消えたのだろう、2人の間に何があったのだろうという疑問からスタートした」と紹介した。映画は、2人の業績と共に熱い友情などを描きだす。
