「新商品発売~コンビニレストラン」新レギュラーのイ・ジョンヒョン、テクノの女王が1人の妻になるまで
2019年12月13日

20年以上前に韓国に“テクノブーム”'を巻き起こし、当時、独特なコンセプトで舞台を席巻し、安定した演技力で観客まで魅了した歌手兼女優のイ・ジョンヒョン。
歌手や役者としての活動に続いて、今度はバラエティ番組にレギュラー出演し、これまでとは違う姿を披露する予定だという。大活躍の彼女に番組への思いやこれまでのキャリアなどについて聞いてみた。
イ・ジョンヒョンは最近KBSの料理バラエティ番組「新商品発売~コンビニレストラン」に新しくメンバー入りし話題となった。出演を決心したきっかけは何だろうか。
彼女は「うちは大家族で、私は娘5人の中で末っ子。母がこの大家族の料理を作る姿を見ながら育ったので、料理することがとても面白くなった。趣味の一環としてSNSなどにアップしていたら、噂が広がって、出演オファーが届いた」と説明した。
この番組を通じて、これまで隠してきた料理の実力を披露する予定のイ・ジョンヒョンに自分だけの秘法があるか聞いてみた。
彼女は「だし汁に私はたくさん材料を入れる。ネギの根も5本分くらい。煮干しやエビを炒めて生臭さをなくしてから入れる」とさっそく専門的な話に乗り出した。
この番組の出演者は皆、食の達人ばかりだ。収録中に「この人は驚くべき料理の腕前だった」という人はいるのだろうか。
イ・ジョンヒョンは “ココ麺ブーム”の生みの親であるタレントのイ・ギョンギュを挙げた。今回の番組ではさらに「マージャン麺」を生み出し大きなヒットに繋がっている。コンビニでは売り切れ状態が続いていて、彼女も「今、予約中だ」と明らかにした。
そして彼女は「イ・ヨンジャさんも美味しい店をたくさん知っているので、味の組み合わせがうまいからみなさん強敵だ」と加えた。
このように多芸多才なイ・ジョンヒョンは1996年にスクリーンを通じて初めて芸能界にデビューした。
5.18民主化運動を題材にした映画『花びら(原題:꽃잎)』での見事な演技力で評壇の注目を浴びた。
イ・ジョンヒョンは初めて撮影した時は監督にひどく怒られたそうだ。「誰があんなに演技ができない俳優を選んだんだ?」と言われたほどだったという。そしてその日は撮影を止めた。「なぜなら、私は演技をしていないから。それで、「あ、私は本当に気の触れた少女として撮影に臨まなくてはいけないんだと、我を忘れるように没頭していった」と当時を振り返る。
撮影の2、3日前に地方の現場までバスに乗って行き、その町を1人歩いて感情を高めたそうだ。そのような生活の中の演技がそのまま作品に反映されたという。
そんな努力が実り、この作品でイ・ジョンヒョンは大鐘賞映画祭で新人女優賞を受賞した。
彼女にとって忘れられない作品がもう一つあるそうだ。2015年の映画『誠実な国のアリス(原題:성실한 나라의 앨리스)』だ。
イ・ジョンヒョンは「実はあまりにも規模が小さい独立映画だった」とし「その当時授賞式には一緒に候補に上がった方々があまりにも錚々たる先輩方ばかりだった」と振り返った。
熾烈な授賞式はイ・ジョンヒョン曰く「本当に諦めていた」というほどで、「マネージャーたちは車も用意せずに会場に行った。主演女優賞を発表したら授賞式はすぐに終わるので。受賞したのは作品賞だったし。それで車もなくスタッフもいない状況で、突然私が呼ばれてしまい、本当にびっくりした」と説明した。
また歌手生活では“テクノの女王”と呼ばれ一世を風靡した。
イ・ジョンヒョンは「当時テクノ音楽が新しくて『あ、これで一度やってみたい』と思ったが、歌手として活動することになり、ここまで大ヒットするとは思わなかった」という。
1999年に発売された「Wa」や「Change」をはじめに多数のヒット曲を出したが、彼女自身は「Wa」が一番記憶に残っているという。
そのパフォーマンスは今見ても斬新だが、当時の所属事務所の代表は衣装のコンセプトに何度も不満を表わしたという。
イ・ジョンヒョンは「所属事務所の代表が、化粧はどうしてそんなに怖くて団扇は何を意味しているのか、かんざしはどうしてそんなに大きいのか。マイクがなぜ小指にあるのかと『事務所が倒産したと思え』とまで言われた。うまくいって本当によかった」と知られざるエピソードを明かした。
このように時代を先取りしてそのセンスを生かしてきた彼女は野球の打者に例えると「選球眼」があるのだろう。
そんな彼女も今年4月に結婚し、甘い新婚生活を送っている。結婚8か月目の今、どんな点が一番変わったのだろうか。
イ・ジョンヒョンは「“ひとり飯”が減ったことが一番変わったこと。今は夫がいるから一緒にテンジャンチゲやご飯をきちんと作って食べるようになった。それが嬉しい」と明かした。
料理の腕は間違いないと思われるが彼女は「たまにまずいものもあると思うが、夫はそのまま底まで全部平らげてくれる」とうれしそうだ。
仕事と愛、二兎を得たイ・ジョンヒョンは、新年にはどんな姿を見せてくれるのだろうか。
最後に彼女は「来年、映画が2本公開する。また映画でもたくさんお会いできると思うので、ずっと応援してくださったらうれしい。新しく始める「コンビニレストラン」もたくさんの応援してほしい」といつまでも挑戦を恐れないコメントを残した。
