イ・ビョンホン、主演映画『白頭山』が公開を迎える、「ハ・ジョンウと作り上げたバディムービーに期待して」

2019年12月20日

19日に公開された映画『白頭山(ペクトゥサン、原題:백두산)』は災害映画でありながらバデイムービーだ。白頭山の火山爆発という素材そのものは冒険だが、ハリウッドの災害映画の公式と南北要員間の協力という韓国映画定番の素材を組み合わせ、産業的に最も安定した無難な道を歩む。
主演を演じたイ・ビョンホンも「シナリオを読んだ時なめらか過ぎて魅力を感じられなかった」とし「典型的なハリウッド映画を観るような感じがした」と述べた。見慣れた災害映画に立体感と生命力を吹き込んだのはイ・ビョンホンとハ・ジョンウといった俳優たちだ。
特にイ・ビョンホンはデビュー後初めて北朝鮮の要員役を務め、演技変身を試みた。彼が演じたリ・ジュンピョンは北朝鮮武力部所属の1級要員として韓国のスパイ活動を行っていたが、二重スパイが発覚し、地下監獄に入れられた人物だ。韓国から来た爆発物処理班(EOD)大尉のチョ・インチャン(ハ・ジョンウ)とともに白頭山爆発を防ぐのに決定的な貢献をする。
この日、鍾路区(チョンノク)三清洞(サムチョンドン)のカフェで会ったイ・ビョンホンは「先にキャスティングされたハ・ジョンウが電話をかけてきて『ぜひ一緒にやってほしい』と言ってきた。その言葉を聞き肯定的に変わった」と振り返った。そして「映画がバディムービーの性格もあったので、お互い一緒に作り上げる部分もあると思った」と述べた。
イ・ビョンホンはこの作品で多彩な演技を披露する。素知らぬ顔をして冗談を言ったと思えばあっという間に冷たい目つきに急変し、娘の前では熱い父性愛も表す。全羅道(チョルラド)の方言を使い、北朝鮮語も話し、言葉遣いも自由自在だ。イ・ビョンホンは「白々しさと冷徹さ、そのすき間を行き来する、一言では推し量ることができないキャラクターだ」と紹介した。
映画『インサイダーズ/内部者たち』で「モヒートでモルディブを飲む」のような名台詞をアドリブで作り上げたイ・ビョンホンは、『白頭山』でもさまざまな“略語”をアドリブで披露し笑いを誘う。ハ・ジョンウとも笑いの息がぴったり合う。彼は「観客たちが『インサイダーズ/内部者たち』や『王になった男』などで観てきた私の姿とは異なる、面白い姿を期待しているようだ」と述べた。
初めて一つの作品で会ったハ・ジョンウに対しては「本当に瞬発力に優れた仲間」とし「一瞬一瞬の機転が優れている」と褒め称えた。
『白頭山』にはチョン・ドヨンがカメオ出演し、イ・ビョンホンと少しの間呼吸を合わせる。イ・ビョンホンは「撮影直前に出演の知らせを聞きとてもびっくりした」とし「あまりにも強力な俳優が登場するので観客たちの感情の流れが途切れないか心配もしたが、最終的には分量がもっと長かったらどうだっただろうという惜しい気持ちになった」と述べた。
イ・ビョンホンは『白頭山』について「スケールやCGなど技術的な側面で"ハリウッド級"という修飾語をわざわざ付けなくてもいいほど成長した作品だ」と評価した。
その一方で後半の作業日程が差し迫っていた点と、大部分のキャストの分量がかなり編集された点などを残念な部分として挙げた。イ・ビョンホンは「映画がヒットしたら、後々『白頭山』のディレクターズカット版をぜひ出してほしい。たぶんすべてのキャストの願いだろう」と笑った。
“安心して観ることができる俳優”、"演技の神"という代名詞があるがイ・ビョンホンは「依然として演技はよく分からない」と首を横に振った。彼は「私がうまくやっているのか、いつも疑問を持ってる」とし「短い分量でも心を尽くしたときは一日中気分が良いし、表面だけ真似したように感じる日は気分がよくない。毎日変わる」と述べた。
彼はまた「大衆は私のコミカルな姿や、アクションをするかっこいい姿などを期待すると思ったが、誰かが『何かが欠乏して憐憫さが感じられる、そんなイメージを与えるとき、イ・ビョンホンという俳優が生きると思う』と話していた。予想できなかった部分だった」と振り返った。
イ・ビョンホンは『G.I.ジョー』や『G.I.ジョー バック2リベンジ』、『REDリターンズ』、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』などを通じてハリウッドでも活躍中だ。彼は「しばらく韓国とハリウッドの撮影スケジュールがうまく合わず、ハリウッド作品に出演できなかった」とし「今後2年間は韓国作品に出演する予定」と述べた。
彼は偶然にも来月公開する映画『南山の部長たち(原題:남산의 부장들)』(オ・ミンホ監督)でも主演を演じた。同じ時期にイ・ビョンホンの主演作品が劇場に登場する。彼は「こんなに近い時期に公開されるとは思わなかった。観客たちにはよくないと思う」としながらも「『南山の部長たち』と『白頭山』の中のキャラクターはまったく異なる」と強調した。

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