SECHSKIES、ニュートロ音楽でカムバック、「トレンディな楽曲も自分たちのカラーに」

2020年01月29日

「特有の“昔の感性”かもしれないが、私たちだけの色だと思う。私たちが思うニュートロ(NewとRetroを合わせた造語)はこういうことから来るのではないかと思う」(リーダーのウン・ジウォン)
今年で結成23年目を迎える第一世代アイドルSECHSKIESが1990年代の感性が生きているニュートロ音楽でカムバックした。
SECHSKIESの4人(ウン・ジウォン、イ・ジェジン、キム・ジェドク、チャン・スウォン)は28日、ファーストミニアルバム『ALL FOR YOU』の発売を控え、ソウル汝矣島(ヨイド)で記者たちと会った。同日午後6時に公開された『ALL FOR YOU』は、YGエンターテインメント(以下、YG)に所属し活動中のSECHSKIESが2年4か月ぶりに披露したニューアルバムであると同時に、カン・ソンフンの脱退後4人組に再編し打ち出した初めてのアルバムだ。
メンバーたちは「感慨深いし緊張もしている」(ウン・ジウォン)、「昨日は眠れなくて消化不良だ。これまでのどんなアルバムより時間をかけた」(イ・ジェジン)と緊張感とワクワク感を存分に示した。
『ALL FOR YOU』には同名タイトル曲をはじめ、5トラックが収録された。
タイトル曲「ALL FOR YOU」はSECHSKIESのメンバーたちが育ち聞いた1990年代スタイルのR&Bを自らの色で再解釈した楽曲で、温かいメロディーと歌詞から“その時代”のアナログ的な感性が色濃く感じられる。ウン・ジウォンは「寒い冬に皆さんの心を溶かしてくれる楽曲」だと紹介した。
ミュージックビデオにはファンクラブ「Yellowkies」のためのコードを随所にちりばめた。画家として活動するイ・ジェジンがファンたちを色彩で表現する場面やSECHSKIESを象徴する黄色の傘、昔の留守番電話の電話番号などが登場する。
夢幻的な雰囲気に電子サウンドが弾ける2トラック目の「DREAM」はトレンディだ。SECHSKIESとしては新しく挑戦したスタイルだが、「ジェッキ(グループの愛称)の色を塗ったらそのまま私たちの曲になった」という彼らの言葉からは長年の“時間”から出る自信がにじみ出た。
ウン・ジウォンは「どうやって昔っぽいイメージを捨てて新しく近づくかがアルバムを出すたび大きな宿題だった。ただずっと何かを変えて、トレンドに乗っていたら私たちの国に残る音楽ジャンルは無いのではないかと思った。あえて私たちの色を捨てて無理やり新しいものを追う必要はないと思った」と説明した。
チャン・スウォンは「ジェッキの音楽は時間が経っても、そして新しい楽曲も、大衆が好む音楽だという評価を受ける時が一番嬉しい」と語る。
今回のアルバムでメンバーたちはこれまでメインボーカルを務めたカン・ソンフンの空席を埋めるためたくさん悩んだという。カン・ソンフンは昨年初め、健康上の問題と各種論議でグループ活動を中断しYGとの契約を解除した。
従来のポジションにとらわれず、ボーカルを駆使するべく努力をしたというがウン・ジウォンは「ジェジンさんはこれからポジションを変えなければいけないかもしれない。ラップやダンスではないボーカルとして生まれ変わるイ・ジェジンを見ることができる」と伝えた。
彼は「ファンたちに一番申し訳ない。6人が一緒だった時が私たちには一番良い思い出」と切り出し、「今回のアルバムではメインボーカルは決まっていない。各自が担い、楽曲の雰囲気を生かさなければならないので、その分プレッシャーや責任感を持って長い間準備してきた」と説明した。
YouTube時代に合わせて新しい試みも行った。アルバムの準備過程や活動記などを盛り込んだリアリティ番組「SECH FOR YOU」をYouTubeチャンネルに公開する。3月6日から8日にはソウル・慶熙(キョンヒ)大学の平和の殿堂でコンサートも開く。
いつの間にか月日が流れて、成績至上主義や校内暴力などを批判し10代を代弁していた第一世代アイドルH.O.T.とSECHSKIESも歌謡界の大先輩になった。SECHSKIESは現在進行形のアイドルグループの中では最年長に属する。
ライバル構図を形成したH.O.T.に対してキム・ジェドクは「今はパートナーのような感じ」だとし「いつも上手くいくことを願う気持ちで日頃から応援している」と述べた。
チャン・スウォンは長寿アイドルの秘訣を尋ねられると「ファンの皆さんが存在するから」とした上で、「ジェッキはその方々のためにも体力が続く限り最後まで行くのではないかと思う」と力を込めて話した。

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