俳優ヒョンビン、役作りから配慮心まで女心を虜にし続ける役者人生を振り返る

2020年02月25日

作品ごとに絶え間ないキャラクター変身はもちろん、演技力まで認められた俳優ヒョンビン。
ラブストーリーが専門分野と思いきや、最近はアクション俳優として大活躍を遂げている彼の演技人生を追ってみよう。
俳優チャン・ドンゴンは映画『王宮の夜鬼』の公開当時、記者会見で「僕がこの作品を選んだ理由として、とても多くのシーンでヒョンビンさんと一緒に作業できるということだった」と述べていた。
“歩く彫刻”と呼ばれる大物俳優チャン・ドンゴンの心を動かしたと、ヒョンビンへの関心が深まった瞬間でもあった。
この『王宮の夜鬼』でヒョンビンは朝鮮時代のゾンビを退治するために華麗な長剣アクションを披露し、注目を集めた。
代役を使わないことで有名な彼らしく、撮影に入る3か月前からアクションスクールに通い、剣術の練習に没頭した。
スクリーンの外でも絶えず演技に悩む男、俳優ヒョンビンの演技人生はスカウトから始まったという。
ヒョンビンは、「高校の時に演劇をしていて、路上でキャスティングされたケースだ。僕は大学に行ってからこの仕事を始めた。何も知らなかった時の話だ」と振り返った。
ヒョンビンは2003年にドラマ「ボディーガード」を通じて役者としての第一歩を踏み出し、新人らしくない安定した演技力とハンサムなルックスのおかげで、一躍青春スターに浮上した。
そしてキム・ソナと共演したドラマでは、デビュー3年目ながら、表はクールで中身は誰より暖かいキャラクターを演じ、“ヒョンビンシンドローム”を巻き起こした。
その後、ドラマに出演するたびに皆が“ヒョンビン病”になるほど、彼はお茶の間に着実に愛された。
その人気は歌謡界にも波及し、彼が出演し歌ったドラマOST「That man」は、音楽番組「ミュージックバンク」であの東方神起と1位候補の上ったほど、挑戦するすべてのジャンルが大ヒットにつながった。
俳優人生に一度あるかないかの全盛期時代、ヒョンビンの歩みは普通のスターとは少し違った。
次回作に対する大衆の関心が集中したその時、作品ではなく海兵隊への志願入隊を選んだのだ。
当時のインタビューで彼は「簡単で楽な道より、少し今は大変でも『後にはもっと多くのものが得られるし、残るだろう』と思った」とその理由を明かしていた。
何一つ無駄にしない男らしく、海兵隊生活も模範的に送った彼は「挑戦しながら、また自分が知らなかった自分自身に対して一つずつ知るようになる時間で、僕にとって本当に意味深い時間だと思う」とコメント。
模範兵士表彰状を授与され、2012年12月に除隊したヒョンビン。
2年という時間で、彼を最も苦しめたのは何だったのだろうか。
除隊式で彼は「これまで演技をとてもやりたかった。僕にまた演技ができる時間が来た」と喜びを実感させていた。
演技に対する喉の渇きを満たすかのように、除隊後からは続けて作品活動に邁進した。
映画『王の涙-イ・サンの決断-』では朝鮮王朝第22代王イ・サン(後の正祖)をはじめ、『コンフィデンシャル/共助』では北朝鮮の刑事、『スウィンダラーズ』では詐欺師まで、その役柄もさまざまだった。
ヒョンビンは一つのキャラクターに安住せず、毎回新しい人物になり大衆と会ってきた。このようにキャラクターと渾然一体になったのには、見えない彼だけの努力があったからだ。
復帰作となった『王の涙-イ・サンの決断-』では、劇中、完ぺきな背筋をあらわにし話題となったが、それも長時間にわたる役柄への研究の賜物だった。
ヒョンビンは「シナリオに一行『腕立て伏せをする正祖、細かい背中の筋肉』とだけ書いてあった。作家と監督の意図があるから準備した」と説明。
ヒョンビンといえば、ソン・ヘギョやイ・ナヨン、ハン・ジミン、ハ・ジウォンなど共演した女優たちとの幻想的なタッグだ。
ドラマ「雪の女王」では女性グループFin.K.L.のソン・ユリと等身大な演技を見せ、「2006KBS演技大賞」で「ベストカップル賞」を受賞。
相手を配慮する繊細さは、撮影現場以外でも例外ではなかったそうだ。
映画『レイトオータム』で共演した中国出身女優タン・ウェイは公開当時、「昨日も試写会の現場で歩くのに苦労していると、ヒョンビンさんが私をエスコートしてくれた。本当に親切な方だ」と明かしていた。
いつでもどこでも優しい微笑みと持ち前のマナーで、女心を揺さぶる男ヒョンビン。
そんな彼は今後、どんな俳優として大衆の記憶に残っていたいのだろうか。
彼は「観客や視聴者の方々に1時間は何も考えずにいさせてくれる存在になりたい。悩んでいてもその作品を見る間には、悩みも吹き飛ばせるだろうし」と独自の考えを述べた。
先日主演ドラマが高視聴率で最終回を迎えた。
また次の機会にどんな役になり、私たちのもとに会いに来るのだろうか。
これまで見たことのない新しい姿で再び私たちを驚かせる俳優ヒョンビンの帰還を、多くの女性ファンがときめく気持ちで待っているだろう。

前の記事 エンタメ情報一覧へ 次の記事