新型肺炎の影響でジレンマに陥る韓国映画製作、1日中断すると数百万円の損害に
2020年03月27日

新型コロナウイルス感染症の影響で韓国映画の製作現場がジレンマに陥った。
すでに海外での撮影が全面的に中断され、現在韓国でのセット場で撮る映画も、泣く泣く撮影を続けている状況だ。
現場では全員がマスクを付け、手の消毒剤と熱感知器を設置し撮影を行っているが、ひとつの空間で俳優やスタッフ、60人~70人が一緒に作業を行うため、不安感は大きくならざるを得ない。
ある映画関係者は「撮影を止めれば1日に人件費などで数千万ウォン(数百万円)の損害が発生する。1人も新型コロナウイルスに感染しないよう気をつけて撮っているが、まるで危険なギャンブルをしているようだ」と吐露した。
また別の製作者は「映画の中の背景である公共機関や教育機関との交渉も全くできていない」としながら、「該当する撮影分を後回しにしてセット中心に撮っているが、いつ製作が中断されるか分からない状況」だと伝えた。
新作の撮影も相次いで見送られた。
キム・ウビンとリュ・ジュンヨルが主演を務めるチェ・ドンフン監督の新作『宇宙人(原題:외계인)』も、当初今月から撮影に突入する予定だったがクランクインを延期した。撮影開始日は現在未定だ。
『宇宙人』の製作会社の関係者は「新型コロナウイルスの要因など、数々の複合的な理由で撮影はまだ始まっていない」と述べた。
ソン・ガンホとイ・ビョンホン主演の『非常宣言(原題:비상선언)』や、『バトル・オーシャン 海上決戦』のキム・ハンミン監督の新作『閑散(原題:한산)』など、撮影を控えた大作たちも、事態を鋭意注視していると伝えられた。
海外での撮影はすでにオールストップした。コロムビアで撮影中だった映画『ボゴタ(原題:보고타)』チームは現地での撮影を中断し帰国した。主演俳優のソン・ジュンギとスタッフは今月24日午前に帰国し、しばらく休息を取る予定だ。製作陣は新型コロナウイルス感染症の事態が安全になれば、コロムビアでの撮影を再開する方針だ。
ヨルダンで撮影予定だったヒョンビン主演の『交渉(原題:교섭)』は韓国での撮影を先に進めることにし、モロッコでの撮影を控えたハジョンウとチュ・ジフン主演の『拉致(原題:피랍)』も今月クランインする予定だったが日程を見送った。
