『半島』や『シンクホール』まで、今夏の劇場街は韓国大作と『ムーラン』の一騎打ちとなるか
2020年04月06日

今夏の劇場街は、韓国のテントポール(最も興行に成功するに値する作品)の映画作品とディズニーの実写映画『ムーラン』が競争を繰り広げる予定だ。
毎年夏に上映されていたハリウッド映画だが、今年は新型コロナウイルスの影響で公開を延期。そんな中、『ムーラン』は7月の公開を確定した。
韓国の配給会社は新型コロナウイルスの事態を見守りながら、具体的な公開時期を見計らっている。
まず今夏の公開を確定した韓国映画は、ヨン・サンホ監督の『半島(原題:반도)』だ。
今年の2月末からPRやマーケティングに突入し『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)から4年が経ち、廃墟になった土地で残った人々がゾンビと繰り広げる最後の死闘を描く。カン・ドンウォンやイ・ジョンヒョンが主演を務めた。
最近、廃墟になった土地とゾンビたちの姿を盛り込んだ第1次予告編を全世界で公開。熱い反応を受け、アメリカの映画レビューサイト「IndieWire」が選ぶ今年のカンヌ国際映画祭での招待予想リストにも上った。
配給会社NEWの関係者は、「予告編が公開されるや否や、海外のネットユーザーの間でも高い関心を得ている」と伝えた。
CJエンターテインメントは、同名ミュージカルを映画化した『英雄(原題:영웅)』を夏に公開すると発表。
ユン・ジェギュン監督がメガホンを握り、2009年のミュージカル初演から主演を演じたチョン・ソンファが映画でも同役を演じた。
さらに公開予定の『徐福』は、今年下半期の公開を予定していると発表。
ロッテ・エンターテインメントは、リュ・スンワン監督の『モガディシュ(原題:모가디슈)』をテントポールとして打ち出す。
1980年代のソマリア内戦に孤立した南北大使館の職員たちの命をかけた脱出を描いた。キム・ユンソク、チョ・インソン、ホ・ジュノが出演。
新型コロナウイルスが全世界に拡大し、海外での撮影や撮影予定だった作品の場合、日程に支障が生じたものの『モガディシュ』の場合は、すでにモロッコで撮影を終え現在、後半の作業中だ。
配給会社メリークリスマスによる『勝利号(原題:승리호)』も7月末から8月初旬に公開する予定で後半作業中だ。
宇宙を背景にしたSFブロックバスターで、キム・テリとソン・ジュンギが主演を務めた。
メリークリスマス関係者は『勝利号』について、「夏の市場で公開すべき映画。夏の公開準備に拍車をかけながら、新型コロナウイルスの状況を鋭意注視している」とコメント。
一方SHOWBOXは『シンクホール(原題:싱크홀)』を披露するが、まだ公開を確定していない。
11年の歳月を経て完成した自宅。そんな家がシンクホール(突如として地面が陥没し大きな穴があく現象)により1分で崩れ、巻き起こる出来事を描いた作品。チャ・スンウォンが主演を務める。
こうした中ディズニーは当初、先月公開を予定していた『ムーラン』の新しい公開日を7月24日に確定した。
これで夏の劇場街で韓国の大作と『ムーラン』が対決することになった。
今年の夏の劇場街では興行にさまざまな変化が伴われ、特に始業が遅れて短くなった夏休みで観客が平年より減る可能性が高いという点もマイナス材料になるものとみられる。
何より新型コロナウイルスの事態が春を過ぎ、夏まで続くかどうかが最大のカギである。
ある配給会社の関係者は「まず夏の公開を準備しているが、変化が伴うため配給戦略が変わる可能性も排除できない」と述べた。
