ラッパーCheetah、本名のキム・ウニョンとして映画『焦眉の関心事』で演技挑戦…「すべてが新鮮だった」
2020年05月20日

「ラッパーが演技することに対して偏見を持つ方もいらっしゃるだろう。しかし私が演技をして、映画の中で歌を歌いながらその偏見に立ち向かうことが、この作品のテーマとマッチしていると思う」
大衆からラッパーのCheetahとして馴染みのあるキム・ウニョンが本名で演技に挑戦した。今月27日に公開する映画『焦眉の関心事(原題:초미의 관심사)』を通じてだ。
ソウル梨泰院(イテウォン)を背景に、正反対の母と娘が金を持って消えた末娘を追う一日の出来事を描いたこの作品で、キム・ウニョンは母(チョ・ミンス)と愛憎の関係で結ばれた娘スンドクを演じた。
今月19日、ソウル鍾路区(チョンノク)三清洞(サムチョンドン)で会ったキム・ウニョンは、「完成された作品をこれまで4回観たが、観るたびに泣いている」と口火を切った。
彼女は「初めて出演のオファーを受けた時はまだシナリオがない状態だったが、映画が語ろうとする内容が私を動かした。母と娘が金を持って逃げた末娘を探しに梨泰院をくまなく探すが、その中に偏見に関する話をたくさん盛り込んでいた」と明かした。
当初は映画音楽の作業への提案を受けたが、主演として出演まですることになった。演出を務める俳優のナム・ヨヌとは恋人の間柄で話題となったが、映画の作業をしながら恋人に発展したケースだと説明した。
キム・ウニョンは「実は私は映画に参加したことが先で、撮影が進む状況で『ダメなのに』と思ったが恋人に発展した。その後心配にもなった。映画に何か影響が及ばないかと。どうせ明らかになったことを隠したり恥じる必要もないし、映画は映画で、恋愛は恋愛なので大目にみてほしい」と笑みを浮かべた。
初めて演技に挑戦してみた経験についてキム・ウニョンは「本当に新鮮だった」と振り返った。
彼女は「ステージは1度やれば終わりかもしれないが、演技は同じことを何回も繰り返すので。『同じ感情で同じシーンを撮るのは大丈夫かな?』と思ったが、うまく作ってくださった。演技が初めてだったから、私だけの基準とかはなかったし、演技や映画というのはチーム作業だということを知った」と述べた。
劇中、歌手として出演するキム・ウニョンは直々にOSTも担当した。彼女は「もともと歌手が夢だったが、事故によりラップをするようになった」とし、「OSTは私にとっては意味が大きい。歌手としてまた別のウニョンが生まれた気分で胸がいっぱいでうれしい」と笑顔を浮かべた。
作品は梨泰院を映し出し、性的少数者や移民者など偏見の対象になりうる人々を「ありのままに見つめよう」というメッセージを伝える。
キム・ウニョンは「偏見の対象だったり見慣れない人たちが続けて登場するが、作品は彼らに対する理解を強要せずに、彼らがそれほど特別でもおかしくもない普通の存在だということを伝えたかったようだ」と見どころを語った。
Cheetahとして活動しながら“強いお姉さん”のイメージが根強いキム・ウニョンは自身のイメージを大衆の“偏見”だと思っているのではないだろうか。
彼女は「私がいつも強いと思っている方々もいる。そういう姿は確かにあるが、私たちは皆ひとつの姿だけではない。それが偏見ならそれを破りたくてもっと活発に活動しようと思う。演技もしてラッパーのCheetahとしてアルバムも出す」と解き明かした。
