世界を揺るがしたBTS…“ピンチをチャンスに変える”K-POP界がオンライン公演で見出した活路

2020年06月17日

今月14日にBTS(防弾少年団)が「BANGBANGCON The Live」を開催した。
新型コロナウイルス感染症の事態が長期化される中、リアルタイムで有料公演を行ったのだ。
公演ではメンバーがそろって「こんにちは、防弾少年団です」とあいさつした後に、リーダーのRMは「今日の公演では全世界の“ARMY(ファン名称)”の皆さんが各自の部屋で僕たちと一緒に公演を楽しんでいらっしゃいます」と述べる場面があった。
今回のコンサートは韓国をはじめ、アメリカやイギリスなど全107地域で観覧された。
所属事務所BigHitエンターテインメント側はリアルタイムのアクセス数が最高75万人に達したとし、全世界で有料のオンラインコンサートの中では最大規模だと明らかにした。
公演会場でともに時間を過ごすことができないが、メンバーたちのパフォーマンスにより、現場での熱気がそのまま伝わってくるようだ。
J-HOPEは「本当に幸せだ。ステージに立ち汗を流すことができて幸せ。皆さん、歓声を上げてください、家から!叫んでー!」と実感しながら雰囲気を盛り上げた。
今回のコンサートはBTSの部屋にファンたちを招待するという内容で行われた。
ファンも各自の空間から公演を観覧し、オンライン公演ならではの一風変わった経験をした。
韓国からオンラインで観覧したファンは「場所を選ばずに見ることができたという点と、高校生の娘と一緒に話をしながら好きな歌を聞けたのがよかった」と感想を述べた。
またリアルタイムのチャットを通じて、一緒にひとつの空間にいることができない残念な気持ちも残した。
メンバーのVは「状況が良くなり早く公演ができる日が来たら幸いだ。心から切実にファンの皆さんに会いたい。愛してます」と心情を明かした。
K-POP歌手は最近、新型コロナウイルス感染症により海外ツアー公演まで相次いで中止となり、オンライン公演を新しい活路として開発している。
男性グループSUPER JUNIORも最近、拡張現実(AR)を公演に取り入れて話題となった。
6人組のボーイズグループASTROは今月末に、さらに海外ツアーが中止となったガールズグループの(G)I-DLEは来月5日にオンラインでファンと会う予定だ。
(G)I-DLEの事務所関係者は「今年32都市でワールドツアーが予定されていたが、新型コロナウイルス感染症で中止となり、オンラインでもファンに『私たちの姿をお見せするのはどうだろうか』とメンバーが提案した。それぞれのメンバー別に楽しめる“マルチカメラ”が支援可能なコンサートとして準備をしている」とコメントした。
このようにオンラインでの公演は現場でともに楽しむことができないが、技術力を補完し、経験したことのない文化を生み出している。
またコンサートよりは安いチケット料金や観客数に制限がないという点なども、オンライン公演のメリットとして挙げられる。
今回のBTSの公演は5万席のスタジアムで15回公演を行ったことに匹敵し、収益も200億ウォン(約20億円)を超えると推測されている。
大衆文化評論家のキム・ホンシク氏は「K-POPがさらに拡大することに共進化できる肯定的な機能があると思う。まずオンライン公演を通じてK-POPに触れて、後にオフラインでの本公演をもっと見たいという思わせることができる」と述べた。
さらに「また一方で、物理的な空間で公演するよりも制作費用がかからないためオンライン公演がよりコストが高い公演収益を得ることができると見ている」と分析。
“ピンチをチャンスに変える”という言葉のようにK-POPが今回の事態を踏み台にして、さらに成長することができるのか期待が寄せられている。

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