『ピアノの森』など日本のアニメ映画が7月に韓国で劇場公開…クラシックからBLまで個性豊かな顔ぶれ
2020年07月03日

互いに異なる個性を持つ日本のアニメーション3本が7月に韓国で順次公開される。
まず『きみと、波にのれたら』は夏に最もふさわしい作品だ。
小さな海辺の村を背景に、サーフィンと海を愛する大学生の向水(むかいみず)ひな子と真面目で優しい消防士の雛罌粟港(ひなげしみなと)の運命のような出会いと別れ、奇跡のような再会を描いたファンタジーロマンスだ。
まばゆいほどの澄み切った青空と空の下の海、その海でサーフボードに乗り波を切り裂くサーフィンのシーンだけでもその役割を果たす。サーフィンとともに楽しむたまごサンドイッチやオムレツ、ドリップコーヒーなど登場する料理の数々も実写に劣らず食欲をそそる。
ひな子と粟港の思い出が詰まった楽曲「Brand New Story」はひな子が粟港を呼び出すたびに繰り返され、いつの間にか観客も口ずさむようになる。OSTにはEXILEが参加した。
2017年に『夜明け告げるルーのうた』で「アヌシー国際アニメーション映画祭」で長編部門のクリスタル賞、2018年に『夜は短し歩けよ乙女』で「オタワ国際アニメーションフェスティバル」で長編部門のグランプリを受賞した湯浅政明監督の新作だ。
「シッチェス・カタロニア国際映画祭」長編アニメーション部門で最優秀賞、「ファンタジア国際映画祭」のベストアニメーション賞、「上海国際映画祭」金爵賞アニメーション最優秀作品賞などを受賞した。今月8日に公開される。
『ピアノの森』は日本で350万部以上を売り上げた同名マンガを原作にした作品だ。2008年の公開作をデジタルリマスタリングして再公開される。
森の中に捨てられたピアノを弾きながら天才的な才能を自覚するようになる一ノ瀬海(かい)と、一流ピアニストの息子であり秀才だが、これ以上ピアノを愛せなくなった雨宮修平の友情と音楽に対する情熱を描く。
水彩画のような森を背景に、ショパンの「子犬のワルツ」からバッハの「イタリア協奏曲ヘ長調」、モーツァルトの「ピアノソナタ」、ベートーヴェンの「エリーゼのために」など親しみやすいクラシックの名曲が流れる。今月2日から公開中である。
『囀る鳥は羽ばたかない』は道心会の幹部であり真誠興業の社長である「矢代」と、彼を守る警察出身のボディーガード「百目鬼力(どうめきちから)」のラブストーリーだ。150万部を売り上げたヨネダコウの原作のうち、1・2巻の内容を扱う。
フジテレビによるBL(ボーイズラブ)に特化した新アニメレーベル「BLUE LYNX」(ブルーリンクス)の第1作目のプロジェクトとして製作された。今月16日に公開する。
