『ファイナル・エクスプレス』から『Peninsula』まで…“Kゾンビ専門俳優”ハン・ソンス「私がそのゾンビです」

2020年08月28日

新型コロナウイルス感染症により低迷していた劇場街に再び活気を呼び戻した映画『Peninsula(英題)(原題:반도)』の公開により、韓国ゾンビ作品の“Kゾンビ”に対する関心も高まっている。
“Kゾンビ”の系図は、『新感染 ファイナル・エクスプレス(以下、ファイナル・エクスプレス)』(2016)から始まり『王宮の夜鬼』(2018)やNetflix「キングダム」(2019)、「キングダム シーズン2」(2020)、『#生きている(原題:#살아있다)』(2020)、そして『Peninsula』(2020)まで続く。
歴史は短くとも強烈な足跡を残しているこれら“Kゾンビ”の1作品を除き、すべて出演してきた映画俳優が存在する。
それは、“Kゾンビ専門俳優”と呼ばれているハン・ソンスだ。
次回作でもゾンビ役を演じる彼に直々に話を聞いた。
Q:数々の作品に出演してきたが、『Peninsula』のゾンビはどこが違うのか?
A:今回の作品は、これまで演じていたゾンビの表現の習慣の数々が瞬間的に出る時が多かった。『Peninsula』では『ファイナル・エクスプレス』から4年後の話なので、もう少し進化したゾンビの動作が必要だった。
そのためゾンビの四足歩行であれ、でなければ『ファイナル・エクスプレス』の頃よりもさらに目標とするものに対して、攻撃するものに対してもっと渇きのある攻撃性の強いゾンビ、そういったものに対する表現の数々が取り入れられていた。なので、それらに対する注文や『ファイナル・エクスプレス』の時よりさらにスピードも出て躍動的に作られた。
Q:今回はどんな進化を遂げたゾンビを表現したのか?
A:まず基本的なゾンビというと、ただじっと停止して、少しその場で動きを出すゾンビだった。少し動きが遅くて節制されていた『ファイナル・エクスプレス』の時よりは、進化したゾンビとして動きが激しくなった。
Q:ゾンビの演技をする時、どんな点が大変なのか?
A:ずっと身体を使わなければならないという点もあるが、それよりもこれまでゾンビの演技をしながら、役者なので俳優としてセリフのある演技であったり、一般人の配役に対する欲望があった。さまざまな作品をやりながら、そんな欲がもっと大きくなり、ゾンビを演じることにモチベーションが少し落ちてしまった時があった。
そのような気持ちを落ち着かせながら演じるのが大変だった。ある意味、精神的につらかったと言えるだろう。
Q:韓国ゾンビ作品、“Kゾンビ”の強みは何だと思うか?
A:韓国ゾンビ作品では、優秀な振付師がついて、ゾンビを専門的に演じられる俳優を40人から多くて60人まで選び、トレーニングと訓練を受けられる。なのでその一人ひとりにディテールを加えられるように訓練して現場に入った後、画面で見たとしてもCGの力よりは、俳優本人が体現してよりリアルなゾンビを作り出すことができているということが我々韓国ゾンビ作品の強みではないかと思っている。
Q:韓国のゾンビは悲しく、何か抱えているような雰囲気を感じさせるが…
A:韓国の情緒、『キングダム』のゾンビがそれを多く反映しているようだ。
やはり昔の朝鮮時代やずっと以前の時代に多くの恨みを持った人がゾンビになった時、その人々が表現する何か共通しているものがあると感じる方々がとても多いと思う。なので僕もそんなふうに思っている。
Q:観客に望む点があれば…
A:どうしてもゾンビ作品の特性上、その伝染力が強いため、非常に多数のゾンビが登場することになる。
みなさんはそんなゾンビがエキストラだと思いながらご覧になることができますが、実は先ほど申し上げたように40人から多くて60人までの俳優が直々に選ばれ、訓練とトレーニングを積み重ねた演技なのだ。
なので、すべてのゾンビも確かな演技力が必要な配役だと思っている。ゾンビ作品をご覧になる際は、一人ひとりが自身の演技力で自分だけのゾンビを表現しているということを観ていただけたら幸いだ。

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