カン・ドンウォン、映画『Peninsula』で見せた“目立たない主人公”の背景に「第2の俳優人生への準備」
2020年08月28日

俳優のカン・ドンウォンは長い手足で作り出す優雅な身のこなしのアクションで目立つ俳優だった。もちろん声だけで出演しても存在感は際立っていた。
ヨン・サンホ監督の3作目の実写映画『Peninsula(英題)(原題:반도)』でも彼は軍服を身にまとい格好よく登場。
しかし間もなく幼い少女がゾンビを轢いてしまい、はばかることなく走る車の後部座席でバタバタして気絶する。
カン・ドンウォンは、先日「監督が『こんなにまでやってくれるとは思わなかった』ととても喜んでくださった」と述べた。
人物のストーリーや感情のラインを築くために多く話を交わしたからか、監督がこれといった指示を与えない状況だった。
カン・ドンウォンは「それでこそ(運転する役を演じた)イ・レが引き立つと思ったし、そうしなければと思った」と述べた。
主人公でありながら、これほどまで目立たないカン・ドンウォンは見慣れないものの自然だった。
彼は「若い頃は僕も目立ちたかった。『Peninsula』のジョンソクは目立ちたいという考えは最初からなかった。実際にジョンソクは俳優として魅力的なキャラクターでもなかった。強靭ではあるが、ある意味もどかしい面もある」とコメント。
続けて「英雄ではなく他のキャラクターを英雄にさせるキャラクターだ。なので新鮮だったし、よかったと思う。特に『Peninsula』はアクションで子役や女性が活躍する作品なのでもっとよかった」と述べた。
さらに「演技をする人間として、もっとやりたいという欲はあるが、そうしないということも素晴らしい勇気だと思う」と付け加えた。
そして「もともと演技をやりすぎるスタイルではないが、やるたびにキャラクターが崩れてしまう感じがする。そうしながら悟った。やらない方がいいんだなと(笑)。もちろん『チョン・ウチ 時空道士』のようなキャラクターの魅力でいくべきというのはやりすぎだが、『Peninsula』は僕が目立つと派手になるかもしれないので」と述べた。
うまく行きそうな作品も興味がなければできないと、これまで演じた似たようなキャラクターはしたくないと、新しい作品やキャラクター、新人の監督との作業を選択してきたという彼は「最近はデビュー以降、最も重要な時期なのではないかと思う」と述べた。
そして「今“第2の基礎”を築いておかないとマンネリ化するかもしれないと思う。俳優として再スタートする感じというか…」と付け加えた。
すでにデビュー17年目、年齢もいつの間にかアラフォーに突入。
インタビュー前日に行われた試写会後の記者懇談会で、ユジン役を演じた子役のイ・イェウォンがカン・ドンウォンについて「有名な方だと初めは知らなかった。カン・ドンウォンおじさんは昔、本当に人気だったと言っていた」と述べ、カン・ドンウォンが困惑する場面があった。
カン・ドンウォンは「そんなことは昨日初めて聞いた。いつもそう思っている。10年後には50歳となるが、イェウォンの言葉通りいつまで人気をキープできるのか」と納得した。
イ・ミョンセ監督の『デュエリスト』(2005)の頃から、高難度のワイヤーアクションのために厳しい訓練と舞踊で磨いた実力は依然として衰えていない。
アクションスクールに行っても、もはや学ぶことはないというレベルだが、「本当に大変だ」と述べた時は泣き顔を見せ、本音を吐露した。
デビュー初期以来、ドラマに出演していなかった彼をいつか再びお茶の間で見ることができるかもしれない。
彼は「映画やドラマの概念も崩れつつあるようだ。ユン・ジョンビン監督と企画したこともあるし、よい機会だけあれば再びドラマにも出演することができるだろう」と述べた。
