BTS、「世界で最も影響力のある歌手」という夢を一丸となって叶えた今、次の目標はグラミー賞頂上か

2020年09月01日

「夢が大きければ大きいほどいいので、『HOT100』も『ビルボード200』も1位になりたい。グラミー賞も手にしたいし、スタジアムツアーもやりたい。世界で最も影響力のある歌手になりたい!」
2018年5月の記者会見でボーイズグループBTS(防弾少年団)のSUGAが述べた言葉だ。そして2年半も立たない今、その夢は現実になった。
BTSが新曲「Dynamite」でこれまで未踏の領域として残っていたビルボード・シングルチャートの征服を実現。音盤チャートではすでにトップに上っていたが、楽曲で勝負を競い合うシングルチャートの征服は、その意味が格別だ。
楽曲ランキング「HOT100」はポップス界の本場や世界最大の音楽市場であり、アメリカのビルボードでも核心的なランキングに挙げられる。
もちろん、音盤順位を集計する「ビルボード200」も存在するが、楽曲そのものの人気を直接反映するのは「HOT100」だ。
しかも現在は、多くのアーティストが音盤(アルバム)よりシングル中心の楽曲をリリースするケースが多く、人気度を測る最も確実な指標がまさしく「HOT100」なのだ。
韓国アーティストがビルボード「HOT100」のトップに上ったのは、韓国大衆音楽の歴史上初めて。2012年に全世界に“馬ダンスブーム”を巻き起こしたPSYの「GANGNAM STYLE」も2位まで記録を上げることに満足せざるを得なかった。
このような驚くべき成果は実は予想されたことでもある。
BTSは、今年2月にリリースした4thアルバム『MAP OF THE SOUL:7』までの4枚の音盤を相次ぎビルボードの音盤チャートの1位に押し上げた。それだけにこれまで固めてきたしっかりしたファン層がシングルチャートの首位を獲得する上で、心強い支えになってくれたわけだ。
真心で共感を得る音楽や華やかこの上ないパフォーマンス、ファンとの親近感のあるコミュニケーション方式などは、一朝一夕に実現したものではなかった。
それだけBTSがこれまで積み重ねてきたことの数々が、一つふたつと輝く“結実”と現れているのである。
ビルボードのシングルチャートは、そんなBTSにとってもこれまで“超えられない壁”のように見えた。韓国アーティストが韓国語で歌唱した楽曲で英語圏のスーパースターと競い合うことは、文字通り簡単なことではないためだ。
BTSは2017年に「DNA」でシングルチャートに初登場し、当時67位までランキングを上げた。そして翌年「FAKE LOVE」は10位、2019年「Boy With Luv (feat. Halsey)」が8位、今年2月には「ON」が4位を記録。
こうして徐々に段階を踏んできた結果、ついに誰もとうてい踏み入れることができなかったトップの座に上り詰めたのだ。
今回の新曲「Dynamite」はBTSが初めて試みた英語歌詞に加え、ポップス的な要素が強く、これまでの限界を超えることにもさらに有利だったこととみられる。
特にコロナ禍に楽しく気楽に聞くことができるディスコポップジャンルを選んだことも功を奏したと評価されている。
BTSのJINは、先月21日に行われたオンライン記者懇談会で「“明るく灯す”という歌詞が出てくるが、多くの方が聞いて元気を出してくれたら幸いだ」と述べていた。
歌詞の内容を見ると、ごく平凡な日常の中での楽しさや歓喜を表現している。
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、世界の至る所で人々は変化した日常に戸惑い、また苦しんでいる。そんな虚しい気持ちに“火種”を起こし、明るく燃え上がらせるこの楽曲の歌詞がファンの心にどのように伝わるのか想像に難くない。
さて、BTSの次の目標はグラミー賞の頂上だろうか…?

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