女優ハン・ジミン、演技から善行まで、心身ともに天使のような存在の半生を振り返る
2020年10月14日

数多くの映画やドラマを行き来しながら、外見だけでなく心優しさまで持つ天使のような女優 ハン・ジミン。最近は新作映画『ジョゼと虎と魚たち』の韓国リメイク版の公開を控え、ファンの期待を集めている。
そんなハン・ジミンのこれまでのキャリアを振り返ってみよう。
近年では2018年にデビュー15年目にして、俳優としてトップの座に輝き話題を集めた。「第39回青龍映画賞」や「第38回韓国映画評論家協会賞」の主演女優賞など、各種映画授賞式で受賞し第2の全盛期を迎えた。
「芸能街中継」に出演した際、授賞式での大粒の涙についてMCのシン・ヒョンジュンから「あの涙には多くの意味があったようだが」と感想を尋ねられた。
ハン・ジミンは「“一緒に苦労してくれて、映画が世に出るまで頑張ってくださった方々に、この賞が少しでも恩返しになればいいな”という意味があった」と率直な気持ちを明かした。この意味深い成果の原動力は、ほかでもない彼女の型破りな演技変身にあった。
受賞するきっかけとなった映画『虐待の証明』では、母親に虐待され、捨てられた前科者サンアを演じ、これまで見せたことのない、荒っぽくて強靭な姿を披露した。
作品が公開された当時の記者会見では「俳優としては何かに挑戦して変身できるチャンスが来るのはありがたいことだと思う」と手応えを感じた様子であった。
撮影現場ではどんな姿だったのだろうか。映画のもう1人の主人公で、虐待を受けているジウンを印象的に演じた子役のキム・シアは、「撮影がとても楽しみでただただ幸せだった」としながら、「実の姪のようにとてもよく気遣ってくださった。冬に撮影をしたので、カイロやストーブなども手配してくれた」と、幼い共演者を温かく配慮してくれたという。
しかし、演技を始めると180度異なる姿を見せるハン・ジミンに「普段とても優しいので、そんなに変わるとは思わなかった。『アクション』とカチンコが鳴るとすぐに急変し、すごいカリスマで気迫溢れる演技を披露していた」と明かした。
ハン・ジミンは2003年のドラマでソン・ヘギョの中学生時代を演じデビューした。実はソン・ヘギョとは同世代だが、ハン・ジミンは若く見える童顔のおかげで、当時大学生ながらも“子役”として出演することになった。
だがこの運命的な作品に危うく出会えないところだったという。バラエティ番組「ハッピートゥゲザー4」にゲスト出演した時にその真相が語られた。
オーディションを受けに来いと連絡が届いたものの、ちょうどはじめて家族で行く海外旅行と重なっていたため、彼女は「行きました、旅行に」と、家族との時間を選択したことを明かした。
番組レギュラーのユ・ジェソクやチョン・ヒョンムが、「そっちを選んだの?」、「オーディションを受けずに?」と驚く中、ハン・ジミンは「合格しなそうだったし、うまく演じられるか確信もなかったので旅行に行った」と可憐な笑みを浮かべながら述べた。
しかし旅行から帰ってきた後もチャンスは巡ってきて、まだ空席だったその役を掴んだという。
その後、ハン・ジミンは生まれ持った童顔と美貌で、キュートな役柄を主に演じてきた。ドラマ「京城スキャンダル」で演じたナ・ヨギョン役で、自身が演じるキャラクターに転換期が訪れターニングポイントにもなった。
その後2016年に公開された映画『密偵』では、ヨン・ゲスン役で一段と成長した演技を披露し、観客の好評を博した。
ハン・ジミンは演技活動だけでなく、温かい心の持ち主としても有名だ。
自ら街頭に乗り出し、「こんにちは。貧困の子供を助ける活動をしています」と募金活動に参加している。
日頃から社会的問題に関心を持ち、ボランティアや寄付などの善行を続け、芸能界を代表する良識のある俳優として知られている。
このような善良な歩みは学生時代から始まったそうだ。デビュー当時のインタビューでは、「大変な点もありやりがいもあるので、うれしい気持ちで臨んでいる」と明かしている。
大学在学中には貧しい環境の人たちを助けるために、外国のコインを集めるキャンペーンに参加した。
当時も現在も、心身ともに美しく輝くハン・ジミンが、今後どのような姿で大衆に深い響きを与えていくのか、目が離せない。
