ミュージカル界、コロナで変化した新しい日常の中でも地道に上演中…防疫なくては舞台もない
2020年10月26日

韓国では新型コロナウイルスの感染者が減少したことでソーシャルディスタンスが緩和され、ミュージカル界も慎重に観客を迎えている。
何にも代えがたい大切な舞台であるだけに、何より安全な公演のために練習室やステージでも防疫に総力を傾けている。
新しい日常を迎えたミュージカル業界の取り組みなどを伝える。
時間と空間を超越した不滅のラブストーリーで人気を集めるミュージカル「ゴースト(原題:고스트)」が、ソウル市のD-CUBE ARTS CENTERで上演中だ。
7年ぶりにこの作品が上演されるまで、防疫に次ぐ防疫の連続だった。
ステージはもちろん、衣装替えのスペースや客席の隅々まで消毒し、観客が入場する直前まで最終点検を行っている。
主人公のサム・ウィート役をチュウォンとともにダブルキャストで努めるキム・ウヒョンは「コロナに感染すると、僕たちは公演を中断することになり、100人から200人に上る関係者が職を失うことになる。使命感を持って防疫規則を遵守している」と述べた。
観客もマスクを着用し、入場前には体温チェックを行う。そして事前に作成したオンライン問診票をQRコードを通じて主催者側に報告をしなければならない。
このような踏むべき段階が多くなったが、これも今は日常となった。
会場を訪れた観客も「最近、どこに行ってもQRコードがあり手続きをしている。お互いのためだと思う。自分だけのためではないので…」と自覚を持って対策に参加しているようだ。
コロナ禍は練習室の風景も変えた。
群舞を踊り、歌を歌う時もマスクを外さず、万が一の感染拡大を防ぐために、すべてのキャストが一堂に会する代わりに練習時間帯を分ける工夫をした。
デシクを演じるキム・サンホは「そのシーンに登場するキャストだけを呼んで練習をし、また次の時間には他のシーンと、そうやって少しずつ分かれて練習してから最後に集まってまとめる作業をしている」と明かした。
大学路(テハンノ)の小劇場も例外ではない。
東洋芸術劇場(トンヤンイェスルクッチャン)にて上演中のミュージカル「パルレ(原題:빨래)」では、長期間無事に公演を続けるために毎日体調チェックを行い、ステージに上ることを徹底している。
マイケル役を務めるイ・テオは「これからも僕たちがこんなふうにずっと健康をキープしていけば、これ以上止まることなく走り続けると思う」と、前向きな姿勢を見せた。
公演業界のこのような努力に観客も少しずつ安心している様子だ。
ある観客は「(ミュージカルで)慰められ、大いに涙を流して…。このような状況の中でも公演ができるということに感謝している」とコメントを寄せている。
