映画『エビギュファン』主演のチョン・スジョン、「f(x)のクリスタルとして自分を見る偏見への心配はない」
2020年11月06日

スクリーンで初めて観客たちと会う女優チョン・スジョンは、“アイドルグループf(x)のクリスタル”のイメージから脱したようだ。
5日、ソウル・鍾路(チョンノ)区三清(サムチョン)洞のカフェで会った女優チョン・スジョンは、映画『エビギュファン(原題:애비규환)』で演じたトイルのように力強くユーモアに富んだ姿だった。
作品は再婚家庭で育った大学生のトイルが婚前妊娠をした後、実父を探しに出る物語。実際にチョン・スジョンが『エビギュファン』に出演するというニュースは多くの人々を驚かせた。彼女が演じたトイルが妊婦だからだ。アイドルグループメンバーのスクリーンデビュー作としては意外な選択だった。
チョン・スジョンも妊婦役を最初から快く受け入れたわけではない。彼女は3日の試写会直後に開かれた懇談会で、「妊婦の演技はどうだったか」という質問に大きなため息をついた。そして「あまりにも大きな挑戦なのでためらったが、台本を読んだら面白かったので演じることになった」と述べた。
チョン・スジョンは「映画を撮影する前にダイエットをしていたが、頬の肉を増やさなければと思った」とし、「それからよく食べるようになった。普段から体重をよく測るほうではないので正確には分からないが、かなり太ったと思う」と笑った。
もちろん撮影は容易ではなかった。妊娠5か月目のお腹の状態を演出するため、撮影中は腹帯を締めていなければならなかった。昨年夏の猛暑に撮影をしながら、お腹に汗をかき大変だったという。撮影場所には韓国で一番暑いと言われる大邱(テグ)でのロケもあった。
チョン・スジョンは「もともと体になかったものを身に着けたので本当に腰や首が痛かった」とし、「ずっとペンギンのような姿勢で立っていなくてはいけなかったから、体がすべてゆがんでしまった。間接体験をしたようだ」と述べた。そして「どうやって持ちこたえたのか」という質問には、「仕方がない、やらなきゃ」と持ち前の堂々とした表情で答えた。
チョン・スジョンは何をするにもベストを尽くし、振り返らない性格だと述べた。そんな性格がトイルのキャラクターともぴったり合っていた。チョン・スジョンは「トイルは21世紀の女性。頼もしくしっかりとした姿」だとし、「自分を信じて責任を持って行動しようとする部分が私と似ていると思う」とキャラクターを解釈した。
俳優ではなく、アイドルグループのメンバー、クリスタルとして自分を見つめる観客たちの偏見もあまり心配しなかったという。彼女は「観客たちが(クリスタルではない)キャラクターとして見てほしいという気持ちはあるが、だからと言って私をクリスタルとして見るかもしれないという心配はしていない」とし、「最善を尽くして演じた」と述べた。
チョン・スジョンにとって『エビギュファン』はさまざまな面で特別だ。彼女は「初めてということにあまり意味付けしたくないが、初の映画だし妊婦役なので特別だ。記憶に残る作品」だと評価した。同年代のチェ・ハナ監督とも息が合った。彼女はチェ・ハナ監督について、「素敵な友人ができた」と明かした。
チョン・スジョンは今後決定している活動計画はないが、コツコツ活動するという抱負を明かした。歌手としての活動への可能性も開いた。彼女は「1年にアルバムや(演技活動での)作品をひとつずつ出していたが、これからはもっと一生懸命に活動しないと」と述べた。それとともに、「平凡なロマンティック・コメディもやってみたい」と付け加えた。
