興味をそそるキャスティングに注目…今週韓国で公開の映画『隣人』、『The Education』
2020年11月26日

約3年ぶりにスクリーン復帰するオ・ダルスの主演映画と、釜山国際映画祭で「今年の俳優賞」を受賞した俳優らの主演映画が今週、韓国で公開を迎える。
キャストに注目という点が共通の2作品だが、観客の心を掴むのは果たしてどちらの作品だろうか。
■映画『隣人(原題:이웃사촌)』
軍事政権によって自宅軟禁された野党総裁の“イ・ウィシク”(オ・ダルス)と、彼の隣の家で24時間盗聴任務を担うことになった国家安全保障政策局の盗聴チーム長“デクォン”(ジョンウ)の友情物語。
壁を挟んで盗聴し、盗聴される間柄だが、2人の間には少しずつ友情が芽生え始める。
1980年代、実際に起こった野党関係者の自宅軟禁事件からインスピレーションを受けて作られた作品だ。
ただ、軍事政権の言いなりとなって働いていたデクォンが、人間味溢れるウィシクに出会い、変わっていく過程をコミカルながらも感動的に描いた。
2013年に公開され、観客1200万人以上を動員した大ヒット映画『7番房の奇跡』を手掛けたイ・ファンギョン監督の新作映画だ。
同映画の制作報告会でイ・ファンギョン監督は「1980年代は、ありえない笑いとありえない涙が交差する皮肉な時代だった。その雰囲気を面白く表現できたらと思った」と語った。
■『The Education (原題:에듀케이션)』
公務員試験に落ち続け、現実から逃げ出すかのようにスペインへの留学を決めた“ソンヒ(ムン・ヘイン)と重度障害者の母を持つ”ヒョンモク“(キム・ジュンヒョン)のぎこちない関係を描いた。
ソンヒは留学資金を稼ぐため、障害者サポートスタッフのアルバイトをし、適当に時間をやり過ごそうとしていたが、そこにヒョンモクが突っかかってくる。
「この部屋だけ片づけたんですね。サポートスタッフのくせに、何をサポートしているんですか?」という具合だ。
お互い毛嫌いしながらも、哀れに思ったりもする。助けようとするが、再び手を放してしまう。ピンと張っているゴムのような2人の関係を、現実的に描写した。
主演を担った女優ムン・ヘインと俳優キム・ジュンヒョンは昨年、釜山国際映画祭で「今年の俳優賞」を受賞した。
