ライブハウスなど小規模公演会場が存続の岐路に…弘大インディーズ“生態系”の危機
2021年01月26日

コロナ禍で利用制限が緩和されたとはいえ、依然として観客が足を運ぶことが困難な公演芸術界の被害は深刻だ。
公演会場の関係者は「このままでは公演産業の生態系が崩壊しかねない」と政府支援を訴えた。
弘大(ホンデ)のインディーズ音楽の聖地と呼ばれるライブハウス「ROLLING HALL」はこれまで25年間、YB(ユン・ドヒョンバンド)をはじめ、トップクラスのミュージシャンを輩出。
しかし現在ステージや客席にかつての賑わいはなく、スタンディングでの公演は端から不可能でソーシャルディスタンスを守ればそれだけ赤字だけが増えていく状態だ。
50人の人員制限に加え、2席ずつ距離を置く防疫措置のためだ。
「ROLLING HALL」のキム・チョンソン代表は、「マイナスはここ1年以上続いている状況で、公演をすればするほど赤字が増えていくために、現在は廃業へ深刻に考えている状況だ」とコメント。
新型コロナウイルスの事態以降、弘大一体の公演会場で中止されたライブは400を超えている。
膨らむ赤字に耐えられず、昨年末から公演会場の約20店が次々と閉店。公演会場4つにひとつの割合となる。
ライブハウス「V-HALL」の代表は、「“弘大文化”は全国を探してみてもない。こんな生態系が今、数十年間作られており、自然界の生態系と同じく、我々の生態系は今崩壊の危機に瀕している」と述べた。
こんな存廃の岐路に立った多くのライブハウスが政府支援を訴えようと乗り出した。
これまでの“2席ずつ離れて座る”方式から、“座席間を2メートル離す”に指針が緩和されたが、事実上公演禁止と同様だということだ。
韓国公演場協会のイ・ヨンファ会長は25日に開いた記者会見で、「公演会場は一定数以上の観客が保障されなくては、公演事態が開催できない構造になっている。したがって、公演会場内の距離を置く細部指針は事実上実効性がない」と表明を出し、政府支援政策の改善と公演会場の必要性を強調した。
