トレンディ&フィクションな時代劇新ドラマ「月が浮かぶ川」、視聴率10%を記録し安定的な序盤を飾る

2021年03月01日

「そんなに泣いてばかりいたら、馬鹿なオンダル(温達)の嫁にやるぞ」という父親の冗談に、本当にオンダルと結婚し、彼を大将軍に育て上げたというピョンガン(平岡)姫の話は、現代でも魅力的だ。
最近、主体的な女性のキャラクターが注目されるドラマ市場で、KBSはピョンガン姫を実際の歴史よりもはるかに強靭な人物に描き出したチェ・サギュのフィクション小説「ピョンガン姫(原題:평강공주)」を引き出し劇化した。
オンダルのダル(月)に、ピョンガンのガン(川)から付けたドラマのタイトル「月が浮かぶ川(原題:달이 뜨는 강)」、メタファーのような作品名も好奇心を存分に刺激する。
高句麗を背景にしただけに、想像力を発揮する余地が多く、背景も新鮮に感じざるを得ない「月が浮かぶ川」は、放送4話で視聴率10%(ニールセンコリア調べ)を記録し、安定的なスタートを切った。
子役俳優出身であり、淑やかで善良なイメージで印象深い女優のキム・ソヒョンがピョンガン姫を演じ、華やかなアクションや、しっかりした演技を見せ、変身に乗り出したことも女性視聴者たちの好評を得ることに成功した。
本当に愚かではなく、内面に知力を秘めた、新しいオンダルを演じる俳優ジスとの相性も期待以上だ。
2人は、過去にドラマ「演奏者たち~Page Turner~」(2016)で一度共演をした経験があるためでもある。
高句麗の平原(ピョンウォン)王(キム・ボムレ)が、政治争いに押され堕落する姿や、高句麗を倒すために殺手集団「チョンジュパン」が虎視眈々と平原王の首を狙うシーン、その他のアクションなどでは、KBSの正統時代劇を見るような魅力も与える。
完全なフィクション時代劇だが、正劇のように演出したシーンの数々が、リアリティと没入感を同時に高めた。
KBSドラマらしく主体的な女性キャラクターや、ライトなラブコメシーンも活かしてトレンディさを備えると同時に、正劇のような演出も活用し、すべての年齢層を視聴者に引き込もうとする戦略にも見られる。
大衆文化評論家のキム・ホンシク氏は「高句麗時代を背景にすると、ファンタジーな時代劇になりやすいが、真剣な内容が多いため、最近のフィーリングらしくない部分がある。このような意外性が面白味を添えている」と述べた。
同じく、大衆文化評論家のチョン・ドクヒョン氏も「女性の成長描写を扱う時代劇が、まったく新しいものではないが、KBSというプラットフォームとは相性がいい。KBSの時代劇は分かりやすく、普遍的な話を要求されるためだ。前作の『暗行御史:朝鮮秘密捜査団』だけ見てもそうだった。企画の意図通り、ピョンガン姫の成長描写をうまく描けば、所期の成果を収めることができる」と見通している。

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